父が3月30日に死に、母が12月30日に死んで

以来、30日を月命日と決め、

毎月30日になると、お墓の掃除をした後、

お墓参りをするのを日課にしていました。

 

しかし、病気が悪化し

入院することが頻繁になって

それができなくなり

また急速な体力の減退で

退院しても、月命日にお墓参りをすることができなくなりました。

 

それでもお盆となると、気になります。

4月末に退院して、4カ月近くになりますが

こんなに長く家にいたことは、これまでなく

今年こそは、ちゃんとお墓を掃除して、先祖をお参りしなくくちゃ

と気持ちだけはありました。

私は、どちらかというと宵っ張りの人間で

働いていないことをいいことに、午前2~3時頃に床につき

翌朝10時頃に起きると言った、とてもだらしない生活をしています。

 

そんなわけでこんな暑い中、朝の涼しいうちにお墓の掃除をしようと思いつつ

やはり遅く遅く起きてしまい、今日に至りました。

 

これはやばい!

とにかく、今日は必ず早起きをしてお墓の掃除をしようと

頑張って5時に起き、準備をしていました。

そうすると、すでに起きていた夫が「俺も行こうか」と言ってくれました。

 

これまでは、月命日だろうがお盆だろうが

あんたの実家のお墓のことなど関係ないという態度でした。

かろうじて、お盆に一緒にお墓参りをしてくれるだけでした。

 

ところが、今回は、お墓の掃除を一緒にしてあげるよ、と言ってくれました。

たぶん、私の体のことを気遣い、そう言ってくれたのでしょう。

お墓に着くなり、お墓の周りの草刈りをしてくれました。

私は、その草を集めるだけなので、いつものように疲れませんでした。

その後、お花を買い求め、再びふたりでお墓参りをしました。

 

夫のさりげない優しさに、私はつい涙ぐんでしまいました。

 

お墓に眠る父母姉も、さぞ夫に感謝していると思います。

旦那さん、ありがとう。