私がトレガーに取り組んで様子を見て
ライター時代、一緒に仕事をしていたH 子が
トレガーに、興味を示し、
自分もトレガーに取り組んでみたいと
常々語っていた。
その彼女に、私は時折ボディのモデルにもなってもらっていた。
テストから帰り、
さっそく彼女にボディになってくれるよう
お願いした。
快諾した彼女の体を前に、ワークを始める。
「どう?」と尋ねる私に、
彼女は「う~ん。なんか私の体の思いが伝わっていないような気がする」と言った。
なに?
とまたしても問題を投げ掛けられた。
再度、H子の前に立ち
ワークを行う。
自分の感覚が誘導するまま、手を動かす。
ワークはとても気持ちよかった。
だが、それだけだったのだ。
私はH 子の体を観ていなかったのだ。
ただ自己陶酔に浸っていたに過ぎなかったのだ。
唖然とした❗❗
私は自分の思いに捕らわれすぎて
トレガーは、セッションだということを
すっかり置き去りにしていた。
トレガーを取り組み始めた当初は
ちゃんと相手を感じていたはずなのに。
知らないうちに私は
驕り高ぶっていたのかもしれない。
もっと謙虚にならなくては。
襟を正して、仕切り直すことにした。
H子もようやく、
私の体を感じてくれているのが、わかる。
と、言ってくれた。
S氏に3度目のテストを受けるために
彼の大阪事務所行きの準備に取りかかった。
その時、S氏から電話がかかってきた。
「Sさん、大阪飽きちゃった。Sさん宅へ行って、そこでテストいていい?」と言う。
突然のS氏からの要請に驚いたが
私としても、大阪に行く手間が省けるので
承諾した。
S氏を空港まで迎えに行き
自宅の和室に設けたセッションルームで
テストに望んだ。
終了後、S氏は
「まー、いいでしょう。合格としましょう」
と言ってくれた。
やった❗❗
その後、私たちは
富山で評判の寿司店で食事をし、
空港まで見送った。
後は、感想文を提出して
ライセンス取得の申請をしなくてはならない。
言うまでもなく、トレガーはアメリカに本部をおく協会だ。
当然、レポートは英文で提出しなくてはならない。
英語力がからっきしないない私は
レベル1で知り合ったSちゃんに翻訳をお願いすることにした。
次回につづく。