私たちは、イケメン?兄さんの車に乗り込んだ。
彼は鼻歌を歌いながら、とても機嫌がいい。
宿舎に着く前に、本州の最南端である潮岬に立ち寄ることにした。
潮岬に着いた。青黒い冬の日本海と違い
太平洋の海は緑色だった。
私たちは、大声で「バカヤロー」と叫んだ。
ついでに唾も吐き出した。
(女子とは思えない下品さ)
宿舎に着いた。
ここもペンションタイプではなかった。
民宿のような感じだった。
お兄さんが「風呂が沸いたよ」と報告したので、
J子が最初に入ることになった。
すると、すぐにJ子が「キァ❗」と叫んで戻ってきた。
何事だと思って聞くと、風呂は水だった言う。
お兄さんのミステイクだった。
やれやれ。
このお兄さんのことだから、何かやらかすだろうとは思ったけどね。
でも、大体的には気のいい優しいお兄さんだった。
私たちは、串本を後に、伊勢志摩に向かった。
次回につづく。