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R-birthの革ジャン

knightsの皆様いつもお世話になっております!
記憶に新しい2020SSアイテムの購入やR-birth TVのご視聴ありがとうございます!

さて、このBLOGはだいぶご無沙汰になりましたが、今回は「異例事態」になりましたので久々に書かせていただきます!


回りくどいはぬきに話して、先日のインスタ、Twitterでの発表どおり、2020SSで私のインタビューにもあったR-birthの歴史上でずっとトップクラスに君臨していた私の夢である「オリジナル革ジャン」が今季2020AWにリリース決定いたしました。
しかし、長年の夢がなぜこのタイミングで現実化したのか?

実はR-birthって2020の今季で前身ブランド「RESISTANCE」スタートしてだいたい20年目なんです。でも僕はあまり周年記念アイテムとか、周年祝というイベント自体全然ピンとしないし、むしろ好きじゃないんですよ。よくあるブランド何周年記念Tシャツでデカデカと周年数字入れてるteeとかお客に売るとか全然ダサいしPUNKじゃない気がして。。

でも20年という節目って意味では、そろそろ覚悟を感じてまして。(※もちろん今回の革ジャンに20周年みたいな寒いキーワードは一切入れませんので!)
ここ数年で我が国、日本の伝統技術を用いて一生モノのオリジナルウェアを作るノウハウは学ばせていただいているし、そろそろでかいことに挑戦したくなり。
それにこのコロナの前代未聞な世の中になってしまって、自分もそろそろ肩こりのはじまるいい歳の入口。これは自分の限られた人生でやりたいことはすぐ実行しなくては!みたいなもう一つの覚悟がありました。 

その時間的な節目と、この世の中を感じた上での覚悟の上で作るアイテムがなぜ革ジャンなのか?

もちろん革ジャンは僕の大好きなpunk的に最重要といっても過言ではないアイコンアイテムですし、それにオリジナル縫製ウェア作ってるブランドでもなかなか作れないほどのそれはそれは膨大なコストと革ジャンに対する知識、さらに普通の縫製工場ではなかなかレザーは専門外で縫えない。つまり皮革素材の縫製は布地縫製とは全く別物で皮革の専門職人のいるところでなければ作り出すことができないんです。

革ジャンについてはわたしは大好きなので、資料になる革ジャンはたくさん集めてきた。知識やもし作るならこうしたい!というアイデアは人一倍ある。
ただ、開発するための膨大過ぎる予算とまだ見ぬ、わたしが知らない場所にある素晴らしい皮革製品製造工場がどこにあるのか、といつも頭のなかで開発する事は非現実レベルの問題として抱えておりました。

しかし予算は本当にやる!という覚悟を決めれば、20年やってきた今のR-birthなら清水から飛び降りる気持ちで本当に、本当にギリギリ。。
だけどようやく採算はどうにかなるかもしれない。

そしてもう一つの開発する場所。
普通の縫製工場ならよく見つかっても、皮革製品工場なんてどこにあるのか。。
さらにここについても、本場である英国生産とかではない限り、R-birthオリジナルウェアで、もちろん安く済むような海外生産なんてあり得るわけがない。目指すところはもちろん我が国、日本国産の世界でも最上級の職人技術を駆使した革ジャン一択。

そのまだ見ぬ革ジャン開発地を探るべく、手持ちの革ジャンコレクションのディテールをチェックしたり、またネットの世界に潜り情報収集したり、とにかく調べまくるといういつもの作業から今回の20年目の覚悟の一歩目が始まりました。。

今回は開発経緯の話だったので、文字多めですいませんが、次回は少しずつ資料写真も出してゆきますね!

to be continued…