『どうして恋してこんな』とは真逆で、
切なく寂しげなメロディーに
たっぷりの愛がつまった
じんわりあたたかいラブバラード。
「さよなら」の言葉がでるほど
別れが現実的だった2人が
元に戻るまでのドラマ。
曲の流れの通りに聴けば、
出会いの1番。
別れの2番。
そして、再会の大サビ。
壮大な1つの恋愛が描かれています。
それでもサビの詞は
大サビで一部変わるだけ。
無償の愛は
2人の関係性が変わっても
なんら変わることはない。
ただ、別れを迎えた時だけ、
2番の最後だけは言い切らない。
伝えてももう届かないかもしれないから。
グッと言葉を飲み込んだ余韻が
曲調に合っていて心をつかみます。
視点を少し変えて
2番→大サビ→1番の順で見ると
また違う物語に見えてきます。
1番が、何気ない
当たり前の日常に聴こえてきて、
でも、新たな一歩を踏むための
ぎこちなさが垣間見える。
穏やかな2人きりの夜に
遠い記憶を
反芻しているようでもあります。
未来が見えている2人だからこそ
苦い過去も振り返れる。
すべての情景が夜帯だから
幻想的で静やかで心細い。
そんな雰囲気が宇野ちゃんの
アンニュイな歌声に合いますね。