この曲のすべては

「行こうよ」

この4文字に詰まってる。

 

…で、完結するぐらい

この4文字が

強烈にキャッチ―で

猛烈に可愛い。

 

そして、

この曲で描かれる物語においても

大きな意味を持つ4文字だと

感じるわけです。

 

夏の熱に浮かされた男女の

勢いだけでスタートする恋。

これがひと夏のもので終わるか

どうかなんてお構いなし。

1番2番は

そんな軽い「行こうよ」。

 

しかし、

大サビに入る直前、

1日が終わる頃合いに

別れの切なさがよぎります。

ここでの「行こうよ」は本気。

 

夏から秋へと、

次のステップへと

進んでいくための「行こうよ」だから

サビの歌詞もちょっと本気。

 

宇野ちゃんの綴る詞って

1曲の間に起承転結があるから

聴き応え、読み応えがあります。

 

あと、この曲で面白いのが、

主人公自身の恋愛を

主人公が客観視しているところ。

 

ひと夏の恋愛の行く末を

冷静に分析していて、

駆け引きがうまくいったことを

しっかり自覚しているところが

まさに「小悪魔」。

 

「ダメなワケない」って

否定と見せかけた肯定も

小悪魔感あって可愛いし

語感もすごくハマってます。

 

そんな主人公が

最後のサビだけ主観的で、

やっぱりちょっと本気。

 

MVはとにかく可愛い!!

もうそれだけ!!

 

終始ポップでヘルシーな

宇野ちゃんが歌い踊るからこそ、

後半、夕暮れの浜辺浮かべる

憂いを帯びた表情が効いていて、

いいです。