08.トニカクHEY
リリース当時は
随分突き抜けたタイトルだと思ったものですが、
曲自体が純粋なダンスミュージックでした。
今やいライブに欠かせない1曲に成長したなぁと。
ライブの『トニカクHEY』の一体感は
半端ないなと、毎回感じます。
イントロが流れただけでアガる。
イントロがとにかくドラマチックで、
新たな物語が動き出す感じがいいんですよね。
スピード感のあるメロが展開されたと思えば
サビ前で一度抑える。
高く飛ぶために身を低くしているような感覚で、
サビの「HEY」で一気に飛び立ち
スピードもガツンと上げていく構成がいい。
音楽的に展開が面白く、
ダンスのフォーメーションもころころ変わる中で
しっかり歌詞が届いてくるのは、
雄大くん、想太くんの安定感あってこそだなと。
MVはダンスパートがとにかくいいんですよ。
今回『BET』初回盤に、ダンスにフィーチャーした
バージョンのMVが入っているのが素晴らしい。
Da-iCEといえばフォーメーションの妙ですが、
この曲は群を抜いている気がします。
複雑に交差するだけでなく、
5人が同じ振りで踊る部分の方が少ないんじゃないかと
思わせるほど、それぞれに違う動きをしていて、
冗談ではなく目が足りない。
特に2番や間奏は複雑に動いて
いちエンターテイメントとして面白い。
2番で雄大・颯、徹・大輝・想太に別れるところ、好きです。
今作は、インディーズ時代の『I'll be back』以来に
バラバラの衣装を着たことでも話題になりましたが、
頑ななまでにグループとしての形を貫いたからこそ、
より個性が強く際立った作品だったなと感じます。
改めて、アガる曲だなぁ。