07.リグレット
『BET』の中もっとも個性的で
これまでのDa-iCEにはなかった曲。
いままでもジャズやブルースの
要素が入っている曲はありましたが、
ここまでダイレクトに
大人なブルースをぶつけてくるとは。
それが2人の歌声とマッチしているのは、
それだけ深みを増したということだなと。
Da-iCEの失恋ソングといえば
『もう一度だけ』『恋ごころ』
『Did you know?』『REASON』などなど
詞もメロディーもアレンジも
とことん寂しさや悲しみを追求した
楽曲がほとんどでしたが、
今作は違う。
『リグレット』は過去を懐かしみながら
顔で笑って心で泣いているよう。
もう少しで“想い出”に変化しそうだけど、
思い出すと今でも泣けてしまいそうな、
そんなギリギリの感情が苦しい。
全編を通して、
きっと本音ではない強がりが
滲んでいるところが女々しくていい。
想太くんの張りつめた歌声は
こういう曲に似合うなぁと感じるし、
雄大くんの歌声と重なり合う大サビ、
新鮮で新しい魅力が出てきたなと。
タイプの違う声だから生まれるものです。
この曲はパフォーマンスも楽しみです。
想像が膨らむったらありゃしません。
『Sugar High』のようなスタンドマイクでの
パフォーマンスも画になるだろうし、
イスとか小物を使って
ストーリー仕立てで魅せてくれてもいい。
実際どうなるかはわかりませんが、
とにかく楽しみで仕方ありません。