Da-iCE

4枚目のアルバム『BET』が

本日リリースされました。

というわけで、

1曲ごとの感想をつらつらと書いてみようかと。

 

01.BET

 

FIGHT BACK

Back To The Future

NEXT PHASE

といった、これまでのアルバム表題曲と違い

パンチ力やインパクトで魅せるのではなく

メロウにしっとりと曲も詞も声も聴かせる楽曲。

 

弾けるように飛び出すのではなく、

左右に幕が開いて始まりを告げるような。

 

この曲が1曲目に来ていることで

全体がグッと大人っぽく年相応な印象です。

 

どこかイマドキっぽくないというか、

90年代の空気が漂うアレンジに

ヴォーカル2人の声がハマるから面白い。

あらゆる世代が馴染めるメロディーもいい。

 

すでにDance Practiceも上がっています。

今回のパフォーマンスは「静」。

 

忙しなく動き回るわけではなく、

複雑に手足を動かすわけでもないのですが、

思わず見入ってしまう魅力がある。

最小限にとどめることによる滑らかさと

身体をピタリと止めることによる美しさ。

 

確かなスキルとを持った上で、

自分自身の魅せ方を知っていないと

様にならないダンスではないでしょうか。

 

1番Aメロは

何気なくこなしているように見せて

複雑で繊細なフォーメーション。

随所にドラマチックな振りが

散りばめられているところも面白いです。

 

大サビ前、

大輝雄大想太に別れるパートは

まさにDa-iCEの真骨頂ともいえるでしょう。

それぞれ違う動きを

さらっと重ねてくるところがニクい。

想太のシンメトリーは

踊り方が似ている2人なだけに、

シンクロ率が高く、見ていて気持ちがいい。

 

曲もダンスもシンプルだからこそ、

今年のツアーでは

どんな演出で見せてくれるのか

楽しみで仕方ない楽曲です。

 

ちなみにこの曲、

ダンサー3人が作詞に挑戦した意欲作。

「いつか...」の一言で

アルバム全体がつながる仕掛けがいい。

 

今作はこの曲に限らず、

メンバー制作の楽曲が多いところも楽しいです。

彼ら自身の色が濃く出た1枚だなぁと。