08.秒針Re:time

 

セットチェンジがあってから

SS Dancersのダンスパート。

4人4様のダンスが

体温』の余韻を漂わせながら

次につながる期待も感じさせて、

このツアー、

息をつく暇もないほど

目が楽しかったです。

 

ハードな衣装に着替えた

Shuta Sueyoshiが加わり

5人で踊るわけですが、

久々にマイクを持たずに

バッキバキに踊る彼が見られて

今ツアーでもっとも興奮したかもしれない。

 

歌声と同じように、

Shuta Sueyoshiのダンスは

彼にしか生み出せないものだと思います。

キレと色気、クセと細やかさ。

 

ダンスパートの勢いに乗せて

ガツンと決めるかと思いきや、

聴こえてくるのは秒針が進む音。

 

秒針Re:time』は

Shuta Sueyoshiがもっとも素直に

歌っている楽曲だと感じています。

着飾らずに等身大。

 

スタンドマイクで歌う表情には

どこか悔しそうで悲しそうで、

どこかホッとしたような、

楽曲の色が濃く出ていた気がします。

 

サビ、消え入りそうな

かすれ声のファルセットが好きなのですが、

ライブでもその切なさを

存分に醸し出してくれていました。

 

2番のため息、

わざと音を止めて

彼自身が「はぁ」と吐き出す演出、

ものすごくよかった。

ツアーが進む中で生まれたものでしたが、

トリ肌ものでした。

この数秒に、

この曲の感情が凝縮されていた。

 

秒針Re:time』は

長く歌い続けていってほしい曲の一つです。