06.My First Love

 

アルバム『JACK IN THE BOX』の中で

もっともShuta Sueyoshiの歌声が

シンプルに響く楽曲。

 

ライブでは絞った照明の中で

今にも壊れてしまいそうな歌声を響かせて、

いつの間にか曲の世界に

埋没していた自分がいました。

 

この曲は、進んでいくにつれて

セピアのように仄かな色がついていた世界が

モノクロになっていく景色が浮かびます。

それはライブでも同じで、

自分の視界が徐々モノクロに

霞んでいくような感覚がしました。

 

あれだけの観客を

曲の世界に誘う力。

完全に会場がこの曲に染まっていた。

 

ビジョンに映し出された映像は

Hearty Bearにすることで

ファンタジックで異世界な雰囲気で、

寂しいはずなのに暖かいような。

クレヨンで描いたような曖昧な線がよかった。

 

改めて、今この曲を聴いても、

あの情景がバッとよみがえってくるんですよね。