06.カブトムシ
セットの大きな書籍で
ピアノを弾くくだりからのあのメロディー。
ピアノの音色でピンときましたが、
まさかこの曲を歌うとは。
秀太くんはこれまでにも
カヴァーを披露したことがありますが、
そのどれもが男性アーティストのものでした。
今回わかったことは
女性アーティストの歌が似合うということ。
aikoさんの楽曲の透明感が
彼の持つピュアな空気感とマッチしていました。
Shuta Sueyoshiの歌声は
一見クセが強いと感じさせますが、
それは歌い方、スキル面によるもので、
声質そのものはクリアでストレート。
だから、『カブトムシ』のような
澄んだ世界観の楽曲が似合うのだなと。
自分なりのアレンジを加えながらも、
オリジナルの雰囲気を壊さないように。
サビの後半のファルセットがよかった。
感情が壊れてしまうギリギリでいて、
凪のように落ち着いているようでもある。
この曲の照明もすごくよかった。
限られた灯りだけでシンプルに、
夜空に星が瞬いているような。
Shuta Sueoyoshiには
彼の頭の中にある世界観を
具現化していってほしい気持ちがありつつ、
元々ある楽曲を彼なりの彩りで
飾ってみてほしい気持ちも芽生えました。
いやぁ、まじで『カブトムシ』めっちゃよかった!!