03.Run Away

 

この曲が配信された時、

小中学生の頃に聴いた洋楽のような

懐かしさが胸をくすぐり、

路地裏のような哀愁を感じて、

Shuta Sueyoshiはまた新たな一面を

見せてくれたものだと感じました。

 

そして、なんといってもMV。

ファンが待ちわびたであろう

ダンサブルなパートと

ファンキーなストーリーが

交錯して生まれる非現実感。

好きなんですよ、この世界観。

ウォッカとか札束とかロマンスとか

男が憧れる世界観。
廃屋みたいな溜まり場で

強盗の計画を立てるとか、

いやぁ、興奮しますよね。

 

そんな『Run Away』ですが、

ライブでも地に足のついた哀愁は健在で、

Let it ride』のポップな軽やかさがウソのよう。

落とし気味の照明で

演出込みで一気に世界を変える力は

Shuta Sueyoshiの強みだなと。

 

ただ、ライブでは

C&Rのようにファンの声が加わったことで、

哀愁が漂うだけではなく

ぐっと熱がこもったように感じました。

楽曲が人間味を帯びたというか。

 

かけ声が上がる度に、

どことなく嬉しそうだった

秀太くんの表情も印象的でした。

 

個人的には、サビの「You and I」で

胸をトンとするところが好きです。

全体的に力強い振付の中で、

あそこだけほどよく力が抜けていて

優しさを感じるから。

 

あと、ラップパートがめちゃくちゃよかった!

音源でも十分かっこいいのですが、

やはりライブではアドレナリンが出ているのか

さらなる艶やギラギラした男らしさが増して

体を揺さぶられる音楽に

昇華させていた気がしました。