つい先日、

日本武道館公演でファイナルを迎えた

Shuta Sueyoshiの初ツアー。

 

ホール、ライブハウス、武道館と、

一つのツアーで違ったタイプの会場で

さまざまな表情を見せてくれたツアーでした。

まさにShuta Sueyoshi本人のように。

 

10年以上のキャリアを積み

ようやく見せてくれた単独ライブを

振り返ってみたいと思います。

 

01.Shall We!!

 
ライブが始まるより前、
会場に入った瞬間から
Shuta Sueyoshiの世界が漂っていました。
赤い緞帳が下りたステージと
流れるレトロでジャジーなBGM。
ここは既に異空間なのだと自覚させられました。

 

会場が暗転すると

アルバム冒頭のオルゴールの音色が会場に響き渡る。

武道館では緞帳に映像が映し出される演出が追加され、

このツアーのストーリーが垣間見えたような。

 

赤い背景にモノクロの映像が映し出されると

レトロで不思議な雰囲気で、

ツアーの世界観ともマッチしていて驚きました。

 

緞帳が上がると、

イスに座ったHearty Bearが姿を現し、

4人の男達が赤いロープを巻き付けると、

Shuta Sueyoshiへと変貌を遂げる。

異世界に飛び込んだというよりは、

手を掴まれて引き込まれたような感覚。

 

『Shall We!!』のエッジの効いたイントロで

童話のようなファンタジックな空間から

サスペンスのような快楽的な空間に変貌。

この振れ幅の広さ、表情の多様さこそ

Shuta Sueyoshiの醍醐味だろうと

しょっぱなから見せつけてくれました。

 

赤いロープを引きちぎり

イスに立ち上がり歌う様現実離れしていて、

彼のルーツの1つである

アニメの要素を感じさせます。

水色の髪の毛をなびかせて歌う姿は

とてもとても現世界とは思えないほど。

しかし、2.5次元とも違う。

確実に目の前に存在する人間でありながら

まるで別世界を覗いているような気分にさせる。

AAAのメンバーの中でも

彼にしか出せない空気であり、魅力でしょう。

 

Shall We!!』の力いっぱいがなる姿や

サビの最後の爽快感、

オープニングに持ってこいのキャッチ―さ。

 

日本武道館公演は、

一気に会場を包み込む感覚がすごくて、圧巻でした。


絶対にやばいライブになる。

そう確信させてくれるオープニングでした。