入院されてくる患者さんに医療職はかなり多い印象があります。
特に看護師さんは多いです。

職場のストレスからうつ病を発症し、仕事が出来なくなる。
ストレスは仕事内容よりも先輩からの叱責の方が多い印象です。

まず、そもそもの話をすると、看護教育と臨床現場にはかなりの乖離があります。

私の病院では、新人は一年を掛けて研修を実施し、育てていきます、という感じの理念を掲げています。

総合病院なので、ある程度の教育体制はしっかりしているのです。

しかし、現場で一年生の成長を一年待って行こうという雰囲気は教育部と比較するとかなり低いのが現状です。

3ヶ月で夜勤も一人としてカウントされて入ります。
もっと短い病院も山ほどあると聞きます。

人の命を預かる、という職業の癖に、3ヶ月しか病院で働いていない新人を一人としてカウントするのです。

40人の患者さんを3人で看ます。

そのうち一人が新人だと考えてください。


うちに入院する患者さんは、新人というよりは、新人を支える立場になっている人が負担に耐えきれずに病気になってしまったケースが多いです。

私自身、負担が多いなぁと思いながら仕事をしています。

人手が足りずに、風邪を引いて声がでないときも休みをもらえませんでした。
患者さんと筆談で会話しました。


自分の病院でも多くのスタッフが離脱していくのを見ました。

せめて働けなくなるほどの病気になる前に休むことが出来る環境になってほしいなあと思います。

もちろん、医療界だけじゃないですけどね。