精神科での仕事では危険を伴う場合があります。
暴れたりする患者さんもいれば、自殺企図の患者さんもいます。
認知症の患者さんが不穏状態になることもあります。
何度も蹴られたことがありますし、殴られたこともあります。
引っ掛かれて傷が半年消えなかったこともあります。

よく、施設や病院で虐待が問題になることがあります。
決して許されることではありませんが、患者さんや利用者さんからの粗暴行為をスタッフが少なくとも受けていたことは想像に容易いです。

精神科では危険手当てというものがあります。
特殊勤務手当ともいいますが、医療者の中でさえ、これを貰っているのだから精神科に危険な患者がいてもいい、精神科看護師は我慢すべきと思っている人もいます。

危険手当て、私の病院は一日160円です。
これを少ないととるか、貰えてるだけいいととるべきかは未だにわかりません。

ただ、悲しいことに、医療者の中でさえ、精神科に偏見がある人もいます。
精神科で働いているだけで、仕事をする気がない、と言われたこともあります。

でも、他の科から移動してきて精神科が合わずに仕事をやめたりまた別のところに移動をしたりされる方がいるのも事実です。

私も未だに向いているかはわかりません。
看護師の仕事のなかでは特殊な業務が多い仕事です。
過不足なく事実をしってもらい、その上で精神科を判断してもらいたいなあと思います。

今日は少しマイナス寄りだったので、次回は精神科での仕事のいい点を書きたいと思います。