こんばんは。
今日は精神科の病院の形態について私が思うメリット、デメリットについて書きたいと思います。

精神科の病院は大きく分けると3つにわけられると思います。
ただし、これは精神科に限らず、他の科でもある程度当てはまることかなあと思います。
(便宜上の分けかたであり、厳密な分類とは異なります。)


まずはクリニック。
中には数床の入院施設を有している所もありますが、入院施設を有していない、と考えてください。
この手の病院はメリットとして、受診しに行きやすい、という点があげられると思います。
前回ご紹介したように、精神科、ではなくメンタルクリニックなど名前も少し柔らかくしてある病院が多く、最初に受診するには敷居が低いと思います。
デメリットは、精神科が専門なのか心療内科が専門なのかわかりづらい事は前回あげました。

もう一点は、入院施設が無い、という点です。
入院が必要なほど症状が悪化した際に、他の病院へ紹介、という形になりスムーズな対応とは言い難いと思います。

次に、単科の精神科病院。
(中には内科などを併設している場合もあります。)
こういった病院のメリットは、クリニックに比較し入院対応が早いこと、また看護スタッフも比較的専門性が高いことがあげられます。
デメリットとしてはその病院にない他の科に弱い、という点があります。
精神科以外の疾患が疑われたときに他院への紹介になる、ということです。
言い方を変えると、必要な検査等の判断が遅れる可能性があります。

最後は総合病院です。
ここはほとんどの診療科を有している病院をさしています。
メリットとしては、精神疾患ではないのではないか、と疑われたときに精神科医ではなく専門の医師が検査をし、診断をすることができる、という点です。
また、医療機器も比較的最新であり細かく検査、治療をしていくことが出来ます。
デメリットですが、総合病院は急性期をとっているため、診療報酬の問題で比較的短期間の入院しか出来ず、総合病院だけでは治療が簡潔しない結果となり、他病院への転院が必要となるケースが多いです。
また看護スタッフは様々な科を移動していくため、浅く広くの知識であることが多いです。
また、受診自体も他病院からの紹介でしか受診が出来ない場合もあります。


他にも色々と特徴はありますが、ひとまずこんな感じかなあと思います。

病院選びの参考にしていただければ、と思います。