HACHI | with or without

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退屈な日常の記録

タイトル通りの映画をみてきました(・・;)


動物ものは弱いんです。

物言わず動物が悲しそうな表情をしているだけでも

切ない気持になります。。。


ハチ公物語はあまりも有名だから

ストーリーの展開も最終的なハチの最後も

予想が付いているわけですが

それでも入りこんでしまうのは動物のなせる技でしょう。




一応思うところ、というか突っ込みどころは色々あるのです。


・・・あ、以下ネタばれです。

読まれたくない方は、ごめんなさい。


気になった点をあげてみます。





しょっぱな、子犬のハチしっぽフリフリ

みなさん良く見てください。

あれ、秋田犬じゃないぞ!!柴犬の子供じゃないか!!

(秋田犬の子犬は神経質だそうで撮影のストレス等を考えて動物愛護の観点から柴犬にしているそうです。)



次は、ハチが航空便で届くシーン。

航空便の荷物の中にハチがいるのですが、

配達途中で駅のホームに落されてしまいます。

送り主や行き先が書かれた紙も半分剥がれてしまって

山梨県から送られてきたこと以外わからなくなってしまいます。

そんな迷子の子犬を駅のホームで保護するのが、

主人公、リチャード・ギア扮する先生なのです。


駅員さんに尋ねてもどこのだれがホントの飼い主なのか分からず

結局まず自分の家で保護して飼い主を探すことにします。





でも、ちょっとまって!!




いくら行き先が分からなくなってしまったからといって

航空便の会社を問い合わせれば日本から生体の配達をしている便なんてそんなに多くないんだから

飼い主が見つかるんじゃないか、とか。

わざわざ日本から秋田犬を輸入しているぐらいなんだから…



飼い主さんを探すための、ちらしを作るのも大事ですが

まずは航空便会社に問い合わせよう




でも、ハチとリチャードギア扮する先生との運命的な出会いなので

まぁ、ホントの飼い主さんが見つかってしまったら

どうしようもないんですけど。


…だからむちゃぶりな輸入場面には目をつぶりましょう。



しか~し、先生が倒れてしまった後の家族の対応に喝っ!!!





先生は一人暮らしなわけではなく家族がいて

そして、ハチはとりわけ先生になついていることは十分わかっているのですが…

家族で飼ってきたわけで。


そんななか、先生が倒れてしまって

ハチが帰らぬ先生を待っていつもホームに現れるように…


普通、残された家族が責任もって面倒みるでしょ

(物語が成り立たなくなってしまいますが)怒


とか思ってしまう。




だって可愛そうじゃないですか。。。

動物を飼うってそういうことですよ…ヽ(`Д´)ノ

途中で投げ出したらいかんって。


娘さんが

「ハチ、あなたが行きたいなら行っていいわよ」

ってハチを家から送り出す(外に放す)シーンは、

思わず

「えぇぇぇぇえぇぇぇぇぇっ・・・・( ̄□ ̄;)」


それはないだろ、おねぇさんって思ってしまいました…


外は危険がいっぱいよ?

伝染病にかかってしまうかもしれない

惹かれてしまうかもしれない

餓死してしまうかもしれないんだよ???



犬にも意思はある(自由はある)

ていうのは、いかにもアメリカ的な発想。


ハチに先生が死んでしまってもあなたには居場所があるのよ

もっと大きな幸せを与えてあげるのが

あなたの使命でしょ~!!!


(ちなみに日本の実話のハチは先生がなくなってしまった後

親戚の家にあずけられ、先生あいたさに、脱走を繰り返し、

最終的には9年間渋谷駅に通い続けたそうです。

親戚は今までハチを飼っていたわけではないし、

こういう展開もわからなくもないですが。

アメリカ版では仮にも家族で飼っていたのですからねぇ。

ちょっと無責任な発想に思えてしまうよ。。。)



100歩譲って

仮にハチに自由にさせたとしても、

10年もほっておかないであげて\(*`∧´)/

駅にいるのは分かっているんだから

せめてたまに元気にしているか見に行ってあげて。。。





あたしがもし先生だったら自分が死んでしまった後、

帰らぬ自分を待って駅にずっといる愛犬の姿を眺めていたら

死に切れないって!!




などなど。

色々ありなのですが

でもなんといってもハチ役の秋田犬が可愛いこと、せつないことo(;△;)o

あの健気な姿は人間が忘れかけた姿ではないでしょうか。


自分の信頼する人を一生待ち続けるってできないですよね。



文句いいつつも

結局泣いてしまった、あたしなのでした☆