友達 | with or without

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退屈な日常の記録

実はちょっと前に突然大学時代の友達からメールが来た。

良かったら久しぶりに逢わないかと言われて。

もちろん、あたしは久しぶりの出会いをすごく楽しみにしてた。


昔話もしたし、仕事の話もして、ほんわか再会は過ぎていったのだけど。。。

ふと、友達が最近興味を持っているというビジネスの話をしだしたのだ。

投資をしている、と。


ちょっとびっくりしたけど、趣味程度の副業だと思っていてた。

でもよくよく話を聞いてみると、なんだかマルチ商法のようなのだ。


会社名はニューウェイズ、と言っていた。

化粧品とかサプリなんかを扱っている会社らしい。

その日は、その会社の仲間と過ごす時間がすごく有意義なんだよ、とか

社員に優しい会社なんだよ、とか

そういう話を聞いて飲み屋を後にした。


その後、あたしはネットで色々とその会社のことを調べた。

会社自体は違法ではないし、商品も悪いわけではないようだ。


ただ、ディストリビュートと呼ばれる社員が商品を買わせるために

他社の商品を使うと癌になるとか、この商品で病気が治ったとか、

少し強引なやり方で、商品をアピールするのが問題になっているようだった。


そのほか、どこまでホントかはわからないけど正直、良い噂はほとんど見つからなかった。

今年の3月には会社が業務停止命令を出されていたり、

セミナーと称する会に出席するたびに、ニューウェイズの虜になっていって、

宗教のようだとか。



そんな友達にできれば今月中に会いたい、相談がしたいと言われた。

今月中なんて急だなと思った。

まさか、勧誘する気?とちょっと疑いつつ

今日あってきた。


待ち合わせ場所にきた友達は、さっきまで会社の人と食事をしてたと言った。


友達とちょっとおしゃれなカフェでランチ。

ニューウェイズの話は出てこない。

最近あった話とか、世間話、楽しかったし、心配し過ぎたかなと思った。


でも、

相談があるんだよね?どうしたの?と問いかけたあたしに友達はこういった。


商品の愛用者リストに名前を載せてほしい。

無料だし、商品を無理に買わせるようなことはしないから、絶対に迷惑にはならないから。


…やっぱり。

今月中、というのは恐らく紹介した人数にカウントしたいがためだったのだ。


勿論断った。

興味がない。


そしたら、友達はさっきまであっていた社員の人と三人で食事をしよう、その人の話を聞けば誤解も解けるはずだからと言った。


あたしは、会社のつながりとか、そういうのなしにこれからも付き合っていきたいし、今までもそうやって仲良くやってきたんだから、そのままでいたいから、って断った。


考えてみれば、あたしと食事をしながらも誰かとメールをしていたし、

あたしを連れ出すタイミングを見計らっていたのかも。


なんだか、すごく仲の良かった友達なのにこんなことできまづくなるのやだな。

友達とはそのあとすぐに別れたけど、当分連絡とれないよ。



せっかく頑張った就職も、その子はそのビジネスのせいでやめようとしている。