おはようございます
内藤です

 

第129回のテーマは
「ハードル」

 

テニスの試合でも何でも
自分に適切な課題、「ハードル」を設定することって
難しいという話

 

日曜日ね
定例のジュニア2の試合をしたんです

 

今回もみんな頑張っていました

 

ちょっとした波乱や
小競り合いみたいなこともあって
なかなか面白かったです

 

そんな中ね
ちょっと気になったこと

 

 

凜果ちゃんと咲ちゃんの試合


ラリーが白熱する好ゲーム

それを美羚ちゃんが見ていたんです

 

「うわーナイスショットー」
「すごーい、超うまーい!」

 

目を輝かせながらワクワクしながら見ていました

 

いや、ほんとにね
結構な打ち合いだったんです

 

試合終了後
凜果ちゃんが結果報告に来ました

 

ナイスゲームだったので
さぞルンルンなのかと思いきや
何やら浮かない表情

 

まあ、そうなのでしょう

 

凜果ちゃんね
この日はその最後の1勝のみ


予選リーグで2敗していたので
思うような結果ではなかったのでしょう

 

内容的にも満足のいくものではなかったのかもしれません

 

自分に課した課題
イメージしていたハードル
そこをクリア出来なかったのでしょう


「お母さんにも怒られる・・」

 

ポロっとそんなことも言っていました

 

上手くなってくると大変です

 

自分も
そして親やコーチという周りも
その子へのハードルを高く設定してしまうものです

 

あまりに低いハードルは問題です


やはり理想は高く
いつも最高のイメージで取り組むべきです

 

でもね
だからこそ
その高いハードルを飛べなかったときにね

 

「やっぱり私ってダメだ・・」
「どうしてもっと出来ないのよ」

 

そんなことを言わず
称える
承認する

 

よくぞこの高いハードルにトライした
今回は上手くいかなかったが
決してマイナスではなかった
その過程の中で次に繋がることも出来たじゃないか

 

現にそう

 

美羚ちゃんが憧れの眼差しをもって
凜果のラリーを見ていたのです

 

今日の私は1勝2敗
満足のいく結果ではなかった
でもナイスラリー、ナイスプレーがあった
美羚ちゃんに憧れられるようなプレーだってしたんだから

 

そう締めくくることが出来るはず
そう締めくくらなければ伸びないです

 


今日の私はダメだった

 

お母さんにも言われるでしょう

今日のあなたはダメだったね
って

 

下を向いて
後ろを向いて
その日を終えた子が
新しいハードルに向かっていくことなど不可能です

 


適切なハードルの設定

 

低過ぎず高過ぎず
これは難しいです

 

どうしても自分も周りも高いハードルを設定しがちです

 

そこに挑んでいくことは賞賛すべきことです

 

言い方を変えると
そこに挑んでいくその行為こそが
アスリートたる所以でしょう

 

そのハードルを越えることが出来なくても
自分も周りも
何度でも声をかけて
背中を押してあげるべきです


私がこの話をしたとき
凜果の目が変わりました

淀みのない強い目になりました

 

よっしゃ
こっからもう一回行くぞ

 

立ち上がって
助走をつけて
とても1回では飛び越えられない高いハードルに向かって行くようでした

 

子供は本当に強いです

私たちも見習うようにしたいものです

 


今日はハードルをジャーンプ!
低いハードルでも
高いハードルでも
自分に設定して向かってみよう!