おはようございます
内藤です

 

第127回のテーマは
「利他の精神」

 

昨日の仏性の話


どうですか
皆さんは自分の仏性に気付いていますか?

 

それぞれの立場によっても変わりますからね

 

ジュニアの選手にもよく言うんです

テニス選手としての仏性

 

仏性なんて言葉は使いませんが

 

「君たちはなぜテニスをするんだ?」

 

この問い

この問いへの答えに
テニス選手の仏性が示されます

 

そうです

 

「テニスが好きだから」

 

これ以上の答えがあるでしょうか

 

しかし
これもまた色々な要素が重なって
子供たちも見失うのです

 

周りの選手との比較
親からの重圧
コーチからの叱咤
自分のふがいなさへの怒り

そして
試合に勝ちたい
何としてでも勝たなければいけない
という脅迫観念

 

自分がなぜテニスをしているのか
見失うのです

 

試合に勝ちたいから?
全日本に出たいから?

 

違います

 

テニスが好きだから

 

その仏性が輝いている子は
本当にグングン伸びます

 

試合に勝つことだけを考えている子は
小手先の技術
そして横柄な態度
そんなことで相手を負かそうとする

 

当然行き詰まります

 

我々コーチや親が
気付かさなければいけません

 

どうした?
もっと楽しくやろうぜ!
試合なんかいいじゃん
一緒にテニスしようぜ!
って

 

間違っても
更なるプレッシャーを与えたりなどしてはいけません

 


そうしているとね


もう一つ
テニス選手としてだけではない
一人の人間としての仏性が輝き出します

 

「みんなのために」

 

いつも支えてくれているお父さんお母さん
一緒に練習してくれる周りの選手
応援してくれる色んな人
大会を開いてくれた主催者
いつも一緒にテニスをしてくれるコーチ

 

自分が頑張ったから
そんな自分のことより
みんなのために

 

そう、それが利他の精神です

 

利己的
己のために
の反対

他人のために

 


昨日の仕事の話


仕事は世のため人のため
それが道理でしょう
ということを言いましたが

 

いや、まあ分かるよ
それが理想でしょう
でも現実ってものがある

そんなお人好しなことを言ってると
出世も出来ないし成功も出来ない
下手したら食べていけない
やはり
自分のことや家族のこと
そこをまずは第一に考えるべきだ

 

そういう方もあるでしょう

自分のこともそれは大事です
家族もそうでしょう


自分の信念やプライド
それを曲げずに自己実現していく
そんな要素も必要かもしれません

 

でもそれだけでは
それが一番目にきている人は
成功出来ないでしょう

 

世のため人のため
その思いで行動している人の方が
信頼を得ることが出来ます

 

そういうものです
伝わるのです

 

自分よがりのハイパフォーマンスに
人が付くのは一時的なものです

 

何年も継続して人を引き付ける
みんなから愛され、信頼されるお店や会社になるには
この商品、このサービスの先にいる誰かのため
それが一番目にきているところが
より良い発展を遂げていくのでしょう

 


利他の精神

 

やはりこれも難しい

 

誰かのために
そう思って何か行動をすることは出来ても
相手のリアクションに心が乱されることもあります

 

俺がこんなにしているのに何で?
もっと自分でも考えろよ

その時点で
利己的な思いが顔を出してきますからね

 

大きな器で
大きな視点で
落ち着いた心持ちで
行動するようにしたいですね

 


今日は行動の矢印を外に向けよう!
その行動は何のため?
誰のため?
心の矢印が自分に向いていない?
心の矢印をどんどん外に向けて
明るく楽しく行動しましょう!