おはようございます
内藤です

 

第102回のテーマは「気持ち」

 

今週から第1期
先週で昨年度が終了しました

 

学年が変わるということもあって
ジュニアの子の退会が結構ありました

 

中学進学や受験に備えて

寂しいですが仕方ありません

 

最後のレッスンのときには
親御様がクラブハウスまで来てくださり
お世話になりましたといって
菓子折りまで頂きました

 

本当にね
「こちらこそ」です


だってお客様ですから

 

お金を頂いて
わざわざ来てくれてたわけですから

 

こちらとしては当たり前のことをしたまで
むしろ至らないことがあったりもしたでしょう

 

それでも
何とかしてテニスを楽しんでもらおう
マナーよくしてもらおう
元気を出してもらおう
厳しさを知ってもらおう
と子供に何かを伝えようとしていた我々の姿勢に
受講料を超えて、感謝の念を持って頂けたのかなと思っています


まあ、あとは礼儀
というか常識というのか
そういう側面もあるかもしれません

 

子供が通っていたスクールなりに
辞める時は菓子折りを持って挨拶をする

 

社会人としての常識であり
そのようなことを子供に知ってもらう良い機会といえば
そうかもしれません

 

それはそれで大いに有意義なことです


やはり人間関係を円滑に進めていくうえでは
礼儀や常識は欠かせません

 


そんな中ね

 

ジュニア3
中学生の女の子
双子の女の子です

 

中学3年生になるので
受験に備えて退会したんです

 

1年半ほどでしたが
初心者の状態から
随分上手くなりました

 

フリーで受講して
ほとんど毎回、楽しそうに来てくれていました

2人とも本当にいい子なんです

 

先週の最後のレッスン

 

「今までありがとうございました」
「頑張ってください」

 

と挨拶をしてくれました

 

そして


「これどうぞ」
と言って手渡してくれた物が


アクエリアスです

そう、ジュースのね

 

2リットルのアクエリアスを2本
1人1本ずつ持って

わざわざ買って来てくれたのでしょう

 

嬉しい限り
微笑ましい限りです

 

中学生の女の子が
百円ちょっととはいえ
貴重なお小遣いを使って

何を買えばいいか色々と思案して
わざわざ持って来てくれたんです

 

その気持ち
純粋なその気持ちに心が温かくなりました

 

素晴らしいことですね

本当に嬉しかったです

 


でもね
ひょっとしたら教えてあげた方がよかったのかもしれません

 

もう中学生の3年生です

 

これはこれで嬉しい
本当にありがとう


でもね
普通は菓子折りくらい持ってくるんだよって

 

 

そんなことは当事者のこちらからは
言いにくいので
周りの誰かが言うなり
まあ、そのうちどこかで知ることにはなるでしょうけど


難しいところです

世間の常識というのは
知っておくのは大事なことです

 

でも、やはり
常識に捉われるあまり
その形式に捉われるあまり
どこか「気持ち」が欠落していくこともあります

 

事実
アクエリアスが嬉しかったんですから

 

一番嬉しかった
一番「気持ち」が伝わってきたのですから

 

菓子折りでも嬉しいですよ
気持ちも伝わります

 

でも何か


「お世話になりました」
「いえいえ、こちらこそ」
という
形式的な感じが顔を出してしまいますよね

 


常識を知って
形式を重んじるあまり
「気持ち」が疎かになるのではという危惧もあります

 

この子たちのこの純真さを
出来ることならそのままにしておきたい
と思いますよね

 


他にもね
挨拶なんかもそう

 

大きな声で挨拶をしてもらっているのですが

そのうちにね


「内藤コーチこんにちはー」


って大きな声ではあるものの

どこか「気持ち」が感じない

 

大きな声で言っておけばいいんでしょ
という
形式の方を重視してる感じ

 

大きな声は出せずとも
こちらの顔色をうかがい
申し訳なさそうに
聞こえるか聞こえないかほどの声で
会釈程度に「こんにちは」
と言っていた時の方が
「気持ち」がこもっていた


ということもあります

 


どうなのでしょうね

 

やはり挨拶は大きな声で元気よく
という「形」を問うべきなのか

 

声の大きさ云々はいいから
しっかり「気持ち」を持つんだよ
と言い続けるべきなのか

 

まあ、理想は
形も気持ちも両方備わっていることですけどね

 


気持ちが大事だ

 

でも現実問題
大人になったら気持ちより形
ということもあります

 

なかなか難しいですね

皆さんはどう思いますか?

 


今日は「気持ち」を込めよう
ちょっとした挨拶にも
「こんにちは」という5文字を言うのではなく
「こんにちは」という思いを伝えるようにしてみましょう!