おはようございます
内藤です

 

第87回のテーマは「受信力」

 

今週はボレーボレー繋がりでもう一つ

 

今週のテーマのボレーの守備
本当の守備なんです

 

相手の攻撃
決めに来たショットを何とか返す

 

守備的な○○とかではなく
ただ返す

 

守備
守り備える というか
「受け」です

 

「受け切る」

 

受信です


上手く切り返したりなども必要ない
ただ受け切る


上手く相槌を打つということです

 

「ただ受ける」
のですが
それは、無視をしたり
意味不明な返答をすることではない

 

上手く相槌を打つ
聞き上手になるということ

ただ聞く
ということ


人対人
コミュニケーションの基本です

 

発信力のある人
話していて面白い人
心動かす魅力ある話し方をする人
大勢の前でも堂々と話せる人

 

話す力がある人は
もれなく聞く力が強いんです

聞き上手なんです


えっ?
それなら私も・・

とか言う人がいるのですが


そういう人に限って
人の話を聞いていない

 

「インフルエンザになったんですよー」

 

「えー!Aですか?」


「薬飲みました?」

 

「はい、1回だけのやつで・・」

 

「あー!ゾフルーザでしょー」
「あれは今年から使われ出して」
「予防効果もあって」

 

自分の話が始まるんです
こちらには話させてくれない

 

聞いちゃいない
聞こうとはしていないんです

 


別のパターンもあります
聞く力が弱くて話を引き出せないタイプ

 

「インフルになったんですよー」

 

「・・・」

 

「人生で初めて、ついになったんですけど」

 

「・・・」

 

「あっ、すいません・・」


上手く相槌を打てない
興味を持って目を輝かせて頷けない

それもまた聞く力が弱いんです


聞く力が弱いとどうなるか

 

話す力が磨かれない

 

受信力が低いと
発信力も上がらないんです

 

人の話を「うんうん」と物静かに聞いている人
ついその人と話をしていると
楽しくなったり
身の上話をしてしまったり
そういう人っていますよね


本当に聞く力のある人

そういう人ってね
話し方も魅力的なんです
聞き入ってしまうんです
納得させられてしまうんです

 

大勢の前でスピーチをしても
堂々としてる

ゆっくり
でもリズミカルに
間を取るところは間を取って
感情豊かに
聞く人の頭と心に直接語りかけてきます


普段から
ペチャクチャとおしゃべりな人
人の話を遮って自分の意見を言う人

そういう人に限って
いざ発表という場面になると
ビビッて何も出てこない

 

軽いんです

聞く力を養っていない者は


話す力
人の心を動かす力
端的に言うと人間力
これが身に付いていないんです


テニスにしろ
何にしろ同じ

 

受信を怠る者は
発信することなど出来ない

 

その道を極めたければ
まずは「受け」です

 

武道でもそうでしょう

 

柔道でまず教わるのは受け身です

受け身を怠る者が一流になれるでしょうか


何百回、何千回、何万回
投げられ続け
受け身を取り続けることで
投げのタイミング
その理想的なやり方を感覚的に掴んでいくのです

 

そして精神力も鍛えられるのです


テニスもまず受信
返球からです

 

そこを怠る
そこを勘違いしている人の何と多いことか

 

それはスクール
我々の責任でもあります

 

ついつい
お客さまを楽しませたいという安易な思いから
発信
こうやってボールを打つんですよー
こうすれば質の高いボールになりますよー
という発信から教えてしまうんです


はい、本当すみません
深く反省しております・・

 


まずは「受け」
この基本中の基本を徹底的に磨くようにしましょう!

 


今日は受信
何も言わず頷く
言いたいことも我慢
聞き上手になって
発信能力を蓄えましょう!