2月10日(火)、『R-1ぐらんぷり2015』が東京・フジテレビで行われ、全国ネットで生放送された通り、じゅんいちダビッドソン(アミーパーク所属)が初のR-1王者に輝きました(以下、敬称略)。
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史上最多3751人がエントリーしたピン芸の頂点に立ったじゅんいちダビッドソンには、優勝賞金500万円のほか、関西テレビ・フジテレビ系で全国ネット冠番組の放送が授与。

今年の決勝は、A~Cの3ブロックに各3名、計9名がファイナリストとして選出され、準決勝で敗れた41名による復活ステージでの上位3名が各ブロックに1名ずつ分けられます(復活ステージには4名が欠席し、計37名での争いとなりました)。
そして各ブロックでの上位1名計3名によるファイナルステージで、優勝者を決定。

MCは雨上がり決死隊、フジテレビの加藤綾子アナウンサー、事前番組やバックステージを盛り上げる"R-1応援団"をLiLiCo、おのののか、織田信成が務めました。
1人につき3票を持つ審査委員は、桂文枝、関根勤、天野ひろゆき、勝俣州和、板尾創路という顔ぶれで、昨年同様、データ放送による視聴者投票「お茶の間d投票」も採用。

いよいよAブロックからファーストステージがスタート。
ゆりやんレトリィバァ、あばれる君、とにかく明るい安村、そして復活ステージ3位で勝ち上がり、コンビでのR-1制覇を目指すCOWCOW善しによる4名の争いとなり、トップバッターのゆりやんが、アカデミー賞授賞式での挨拶風のコントで勝ち抜けします。

Bブロックは、厚切りジェイソン、エハラマサヒロ、アジアン馬場園、そして復活ステージ2位通過のマツモトクラブ。
路上ミュージシャンとその観客との掛け合いを一曲に詰め込んだマツモトクラブが、ファーストステージ最高得点となる12票で勝ち抜けとなります。

Cブロックは、NON STYLE石田、やまもとまさみ、じゅんいちダビッドソン、そして復活ステージを1位通過者のヒューマン中村の4名。
M-1王者、前R-1王者、5年連続R-1ファイナリストがひしめく死のグループから抜けだしたのは、そうした触れ込みのないじゅんいちダビッドソンで、本田圭佑選手になりきったショートコントで、じわじわと笑いを増幅させました。

そしてファイナルステージが開幕。
ゆりやんレトリィバァは、女スパイになってアメリカ人のまねを連ねると、続くマツモトクラブはお賽銭をして神頼みする人と神様との会話、大トリのじゅんいちダビッドソンは、スーパーのクレーム対応をする本田選手という設定のコントで、それぞれ持ち味を発揮します。
審査結果は、お茶の間投票1位の他、審査員の全5名から1点以上の得票があり、ぶっちぎりの13点を獲得したじゅんいちダビッドソンがR-1王者に決定!

その瞬間、両手でのガッツポーズで喜びを爆発させたじゅんいちダビッドソンは、「これでミラノへ行けます!」と、早くも本田圭佑選手がホームとするイタリア・ミラノへ思いを馳せます。
また、トロフィーを授与した桂文枝は、「ものまねの域を出てね、ネタとしてしっかりしてましたね」と賞賛したところで、放送終了。

直後に行われた記者会見では、両手の親指を立てながら登壇したじゅんいちダビッドソンが「単純にビックリしてますね。驚きと喜びが同時に来てるって感じですね」と心境を語った後は、やはり本田圭佑選手の名前が頻出します。
「誰に優勝を伝えたいですか?」との質問には、「まず奥さんに。そしてイタリアにいる本物の方に伝えたいです」と答え、「本人から公認されてるんですか?」と訊かれると、「完全非公認です」とキッパリ。
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煽りVTRでは、優勝賞金を結婚式の費用に充てたいとしていましたが、「ミラノに奥さん連れて行くことで、新婚旅行も出来るんですよね。一石二鳥と思ってます」といった妙案も口にします。

ネタについては、1本目が「本当はもっとおもしろどころを詰め込みたかったんですけど、あえて1、2個切って、ゆったりやりました」と戦略を明かし、2本目は「正直、(観覧客が爆笑して)ハネてるなと思いました。僕もテンションが高くなって、声をすごい出しちゃって、後半(本田選手に)似てなかったと思います(笑)」と回想。

芸歴18年目を迎えるじゅんいちダビッドソンですが、本田選手のものまねを始めてからは2年足らずだそうです。
そのきっかけは、当時、コールセンターのバイト先で一緒だった風藤松原の風藤康二から、振り向きざまに「本田選手に似てるからものまねやれば」と提案された時だとか。
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他にも、奥さんが一般応募して観覧に来ていたことや、空き時間にやまもとまさみと一緒に大江戸温泉物語へ出かけたといった逸話でもわかしたじゅんいちダビッドソン。

今後については「バラエティに進出して、ネタっていうよりは、どんどん芸能界の空いてるスペースに走りこんでいきたい」と意気込み、最後は「今日、ガゼッタ・デロ・スポルトは来てないんですか?」とイタリアのスポーツ紙を挙げ、取材陣から笑いを誘うなど、本当にお笑い界とサッカー界の両方を盛り上げてくれる存在になるかも......今後のじゅんいちダビッドソンに注目です!
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公式サイト:http://www.r-1gp.com/

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