愛「スプーン借りていい?」
クロエ「いいよ。」

ママさんにもらった漢方薬を飲むために、黒崎さんが使ってるスプーンを借りた。

お湯に溶かして、スプーンで混ぜながら飲む。

クロエ「何飲んでんの?」
愛「ママさんにもらった漢方薬だよ。ダイエットにいいんだって。」
クロエ「そうなんだ。じゃあ俺は体に悪いの飲もう。」

そう言った黒崎さんは、チャイのスティックを出してきた。

クロエ「スプーンいい?」
愛「はい。あ、でも、洗ったほうがいいよ?」
クロエ「いいよ別に。ニコニコ

私、スプーン入れたまま、漢方薬入りのお湯を飲んでたんだけど…。
いいの?

スプーンを口に入れたわけじゃないから、いいのかな?
何も考えないでとった行動かもしれない。
でも、私からしたら、ドキドキな行為なんだよ。


分かってる?

しばく会えなくて。
10日間も会えない日々が続いてた。
逆に、近くにいないって思えるほうが、気持ち的には楽かもしれない。
実家に帰っている黒崎さん。
一緒に仕事してるのに会えないほうが、精神的につらい。
いらない嫉妬してしまったりとか。

休み明けの日。
用事があって、1号店に電話した。
ス『お疲れ様です、一号店です。』
愛『お疲れ様、小松です。黒崎さん、あいてる?』
ス『いや。。。あいてるようなあいてないような。。。』
愛『は?』
ス『いえ、体が疲れてるようで、私が黒崎さんを揉んでるんです。』
愛『。。。そうなんだ。じゃぁ、また電話する。』
ただ、これだけのことで、そのスタッフにイライラ。
嫉妬だよね、完全に。

前の日が、私が休みだったので、1号店の売上を取りに、3号店から移動した。

時間的には、黒崎さんもいるし、会えるかな?
なんて思いながら。

愛「お疲れ様でーす。」

。。。

ん?
いない。

カーテンがあく音がして振り向くと、黒崎さんが出てきた。

クロエ「お疲れ様。体調悪くて、変わってもらったんだ。」
愛「そうなんだ。大丈夫?」
クロエ「まぁ、なんとか。今、雨は?」
愛「私が来た時は、そんなに降ってなかったよ?」
クロエ「えー。降ってるじゃん。洗濯、どうしようかな?」
愛どっちでもいいよw足りないのある?」

黒崎さんが洗濯に行かないと、他の人はいかないから、足りないものがあれば、私があとで、店舗移動の際に持っていかないといけないから、確認した。

クロエ「あ、軽いから、洗濯行こうかな。」
愛「別にどっちでもいいよw」

2人で、歩きながら2号店へ。

2号店では、私は売上を金庫にしまって、黒崎さんは、洗濯へ。
久しぶりに会った黒崎さんと、少しでも一緒にいたくて、ちょこちょこと後ろをついて歩く。
クロエ「邪魔w」
愛「大丈夫だよ?」
クロエ「そういえば、この受付け周り、本置いたりするって言ってなかった?」
愛「え?初耳なんだけど。」
クロエそうなの?それとこれ、タオル見えてるのはどうなの?」
ス「布を張ろうかと話してるんですけど、いい布がなくて。」
愛「オイルで使ってる紙を貼ったら?結構、いい感じになると思うけど。。。ねぇ?」
クロエ「あぁ。いいんじゃない?」
愛「じゃぁ、なるべく早めに貼っといてね。」
ス「分かりましたー。」
愛「よろしく。」
クロエ「。。。行くよ。」
愛「うん。」

だーから、なんで行くよなの?
同じお店じゃないんだよ?
2号店のすぐ目の前で別れるだけなのに。

案の定、お店を出てすぐに、
クロエ「じゃ、また後で。」
愛「うん。気をつけてね。」

時々、本当に不思議な行動をする、黒崎さん。
前までは、さっさと帰ってたけど、待っててくれたり。
いつもは、大きな声で話さないのに、急に話したり。
どうしたの?本当に。

3号店で仕事をして、途中から1号店へ移動した日。

1号店は忙しそうで、みんなお客さんについてた。

予約も入っていたし、黒崎さんと少しでも話したくて、お店の中にいた。

黒崎さんが、お客さんを終わって受付に来て、少し話した。

愛「今日ね、3号店で最後にやったお客さんの時に、しゃっくりがでて、そのお客さんに、可愛いって言われた♪♪☆
クロエ「うん。可愛い。」
愛「え…いつも鳩みたいって言うじゃん(笑)」
クロエ「(笑)いや、可愛いよ。」
愛「…ありがとう。」

可愛いって…しゃっくりのことだよね?
私の事を言われてるのかとおもって、ドキドキした。

勘違いしたら、ダメだよね?