しばく会えなくて。
10日間も会えない日々が続いてた。
逆に、近くにいないって思えるほうが、気持ち的には楽かもしれない。
実家に帰っている黒崎さん。
一緒に仕事してるのに会えないほうが、精神的につらい。
いらない嫉妬してしまったりとか。
休み明けの日。
用事があって、1号店に電話した。

『お疲れ様です、一号店です。』

『お疲れ様、小松です。黒崎さん、あいてる?』

『いや。。。あいてるようなあいてないような。。。』

『は?』

『いえ、体が疲れてるようで、私が黒崎さんを揉んでるんです。』

『。。。そうなんだ。じゃぁ、また電話する。』
ただ、これだけのことで、そのスタッフにイライラ。
嫉妬だよね、完全に。
前の日が、私が休みだったので、1号店の売上を取りに、3号店から移動した。
時間的には、黒崎さんもいるし、会えるかな?
なんて思いながら。

「お疲れ様でーす。」
。。。
ん?
いない。
カーテンがあく音がして振り向くと、黒崎さんが出てきた。

「お疲れ様。体調悪くて、変わってもらったんだ。」

「そうなんだ。大丈夫?」

「まぁ、なんとか。今、雨は?」

「私が来た時は、そんなに降ってなかったよ?」

「えー。降ってるじゃん。洗濯、どうしようかな?」

どっちでもいいよw足りないのある?」
黒崎さんが洗濯に行かないと、他の人はいかないから、足りないものがあれば、私があとで、店舗移動の際に持っていかないといけないから、確認した。

「あ、軽いから、洗濯行こうかな。」

「別にどっちでもいいよw」
2人で、歩きながら2号店へ。
2号店では、私は売上を金庫にしまって、黒崎さんは、洗濯へ。
久しぶりに会った黒崎さんと、少しでも一緒にいたくて、ちょこちょこと後ろをついて歩く。

「邪魔w」

「大丈夫だよ?」

「そういえば、この受付け周り、本置いたりするって言ってなかった?」

「え?初耳なんだけど。」

そうなの?それとこれ、タオル見えてるのはどうなの?」

「布を張ろうかと話してるんですけど、いい布がなくて。」

「オイルで使ってる紙を貼ったら?結構、いい感じになると思うけど。。。ねぇ?」

「あぁ。いいんじゃない?」

「じゃぁ、なるべく早めに貼っといてね。」

「分かりましたー。」

「よろしく。」

「。。。行くよ。」

「うん。」
だーから、なんで行くよなの?
同じお店じゃないんだよ?
2号店のすぐ目の前で別れるだけなのに。
案の定、お店を出てすぐに、

「じゃ、また後で。」

「うん。気をつけてね。」
時々、本当に不思議な行動をする、黒崎さん。
前までは、さっさと帰ってたけど、待っててくれたり。
いつもは、大きな声で話さないのに、急に話したり。
どうしたの?本当に。