どちらも高二

由依side

私は女バレのマネージャーをしている。また、部活の中の1人に恋をしている。私とは真反対な性格で、元気で皆から親しまれてて・・・

 「理佐先輩!明日部活終わったらカフェ行きましょ!」

理「いいよー」

 「ありがとうございます!」

私が勝手にライバル視してるだけだけど、この子絶対理佐のこと好き。

負けたくない。

私の方がその後輩より一年長く理佐と部活してきてるし、私の方が理佐のこと色々知ってるもん。

しばらく彼女のことをずっと考えていた時、




理「由依、ちょっと手首の調子が良くなくて、だからテーピングして?」

由「分かった!」


 「これでどうかな、?」

理「ありがとう」

由「練習頑張ってね!」

理「ん」

理佐は練習に戻って行った。いつもこんな感じでツンツンしてるけど、優しいんだよね。


皆が練習してる間に私も休憩時間に食べるおにぎり作らないとな。

私は調理室に行って、作り始めた。

さっきテーピングしてあげている時、理佐の手を触ったけど、私より全然大きかったな。触ってるだけで心地が良かった。


理佐のこと気づいたら好きになってたんだ。

______

あれは去年の夏。いつものように体育館で練習をしていて、私は得点係をしていた。たまたまボールが私のところに飛んできてあと少しで顔に当たるってなってパニクってた時に、彼女がボールを弾いてくれた。

由「あ、ありがとう」

理「可愛い顔に当たらなくてよかった」

由「え?」

理「いや、なんでもない」

少し彼女の顔が赤くなっていたのを覚えている。

それから私は彼女のことを目で追うようになり、意識してしまった。

_____


1時間くらいして作り終えた。
体育館に戻り、皆に配った。


由「お疲れ様!」☺️

理「あ、ありがとう//」

一瞬目が合ったが、すぐに逸らされて行ってしまった。






 「理佐せんぱーい!」

理「なに」

 「先輩って好きな人いるんですかー?」

理「いきなりなに」

 「気になるんです〜」

私は、会話が少し気になってこっそり近くに行った。

理「いるよ」

 「え!誰ですか!」

理「言わないよ」

 「むー。先輩のケチ〜」
 「特徴教えてください」

理「可愛い」

 「もしかして私のことですか〜?」

理「違うけど」

 「ふ〜ん」
 「話変わるんですけど私由依先輩のこと苦手なんですよね」

まあ、そんな気はしてたから私自身気にしていない。私もその子のこと苦手だし。

理「なんで?由依はいつも頑張って私たちを支えてくれてるよ」

 「だって〜あからさまに理佐先輩のこと狙ってますもん」

理「これから由依のことバカにしたり、悪口言ったら怒るからね」

 「先輩もしかして、由依先輩のこと好きなんですかー?」

理「そうだけど?」


えっ、、
嬉しすぎる。

でもなんで私に対して冷たいんだろう、、

 「へ〜」
 「私も負けないですから」
 「先輩のこと好きにさせてみます」

理「あっそ」


練習が終わった。あれから私は余計に理佐のことを意識してしまうようになった。

理「由依、」

由「、、」

理「由依」

由「あっ、ごめん。ボーッとしてた」

理「一緒に帰ろ」

由「いいの!?」

理「うん」

初めてだ。理佐と帰るの。

由「いきなりどうしたの?」

理「いや、由依と帰りたいなーって思って」

由「嬉しい」

理「あ、それ重いから運ぶの手伝うよ」

由「ありがとう!」






街灯が少ない道を2人で歩く。

理「由依がテーピングしてくれたおかげで上手くプレーできた。ありがとう」

由「よかった!今日もカッコよかったよ!」

私は、私より背の高い理佐の顔を見上げて見た。

理「あ、うん」
 「由依がいつも作ってくれるおにぎり美味しい」

どうしたんだろいきなり。

 「いつもありがとう」

由「いえいえ」

理「由依はさ、好きな人いるの?」

由「急にどうしたの!?」

理「気になって」

目の前にいるあなたですよ。と言いたいけどな、

由「い、いるよ」

理「そか」

由「理佐は?」

理佐はその場で立ち止まって壁ドンしてきた。

理「好き」

由「え?」

理「由依のことが好き」
 「付き合ってください」

由「うん!」

理「マジで?」

由「私、ずっと理佐のことが好きだったの」

理「マジか」
 「これからよろしくね」

由「こちらこそ!」

翌日

放課後部活に行く途中、あの後輩に声をかけられた。

 「由依先輩、理佐先輩と付き合ったんですか?」

由「え?うん」

 「チッ あーほんとにムカつく」

そう言い、私の胸ぐらを掴んできた。

 「ウザいよ」

殴られる、、そう思った瞬間

理「おい」

 「えっ、理佐先輩」

理「なにその今にも殴ろうとしている腕は」

 「そ、それはその...」

理「由依何もされてない?」

由「理佐っ」

私は理佐に抱きついた。

理「お前ふざけんなよ」

 「こ、これは違くて」

理「なにが違うんだよ」

今まで聞いたことのない声のトーン。

 「す、すいませんでした」

理「謝る相手が違うだろ」

 「すいませんでした」

由「う、うん」

後輩は走って行った。

理「すぐに駆けつけれなくてごめん」

由「ううん!助けてくれて嬉しかった」

理「また何かあったらすぐ言って」

由「ありがとう!」

すると、理佐の顔が近づいてきて軽めのキスをされた。

理「顔赤くなってて可愛い」

由「い、いきなりすぎるよ」

理「こんな可愛い彼女にキスしないなんて無理だよ」

由「もう//」

理「可愛い」

由「分かったから笑 部活行こ?」


あれから月日は流れ、付き合って3ヶ月が経った。
今日は理佐とお泊まりをする。

理「入っていいよ」

由「お邪魔します」
 「さすが綺麗好きだね」

理「まーね」

すると、いきなり抱きついてきた。

由「おっと、どうしたの?」

理「キスしよ」

由「うん..」

付き合ってから分かったこと。理佐は私とのキスが大好きだということ。

 「...ビクッ」

いきなり舌を入れられて、初めてのことでびっくりしてしまった。

また、それと同時にゆっくり身体を撫でられる。

理「シたい」

由「っ//」
 「初めてだから優しくしてね?」

理「うん」

由「ひゃっ!」

勢いよく押し倒された。

理「可愛い」
 「今からもっと可愛い声聞かせてね」

由「はぁ//」

理「可愛かったよ」
 「気持ちよかった?」

由「うん//」

理「ありがとう」

彼女はそう言い、軽めのキスをしてきた。

 「ちょっと休んだら由依にご飯作ってもらいたいなー」

由「分かった!」

理「由依の声えっちだったなあ」

由「ちょっと!掘り返さないで//」

理「イくとき沢山好きって言ってくれて嬉しかった」

ペシンッ

 「いてっ」

由「うるさい」

理「すいません」

由「私も理佐から沢山愛されてるなって感じられて嬉しかったよ」

理「ねえ、もういっか...いてっ」

由「ダメ!」

理「分かったよ」😢

落ち込んでて可愛い笑

由「また今度ね?」

理「んー」

由「じゃあご飯作ってくるね?何食べたい?」

理「由依の得意料理で」

由「得意料理かー。迷うなあ」

理「楽しみ」

由「待っててね」





理「わ!ハンバーグだ」

由「ちょっと焦げちゃったけど」

理「いただきます」

どうかな、、?

 「美味しすぎる」

由「よかった!」

理「家事とか色々できるのすごい」

由「最近よく褒めてくれるようになったね」

理「そうかな。でも素直にならないと由依に嫌われそうで」

由「嫌いになんてならないよ」

理「よかった、、」
 「由依愛してるよ」

由「わ、私も//」

 「愛してる//」

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お読みいただきありがとうございます。

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