どうも。石川のデイサービスで働いている隆（たかし）です。

最近地震が多くて、ひやひやしますよね。僕もデイサービスで働いているので、いざというとき、「ご高齢の利用者さんを守るためにどうしたらいいのだろう！」　と常に考えています。

皆さんだと、一緒に住んでいる祖父母と避難するときのことでしょうか？

僕も以前被災した際に、隣に住んでいる祖母と一緒に一般の避難所に避難しました。

介護士である僕でさえ、避難所で「もっとサポートが欲しい！」「祖母がしんどそう、、どうしたらいいんだろう？」と不安になりました。

そんな時、福祉避難所に一緒に避難することができると安心ですよね。

目次

●「福祉避難所」というところをご存じですか？

福祉避難所というところをご存じですか？

●誰が避難できるの？

高齢の方や障がいを持っている方、妊婦さんや医療的ケアが必要な子ども（以下、要配慮者）が避難することができます。

●どういうところ？

基本的には、

・バリアフリー化されており、要配慮者が避難できるスペースがある。

・要配慮者の安全が確保されている

・要配慮者が相談出来る体制が整っている

という場所になります。

私が勤めているデイサービスですと、ご高齢の方が避難されてきた場合、プロが対応できる。避難生活も安心して送ることができる。

ということです。

●どこにあるの？

各自治体で基準を設けており、バリアフリー化されている老人福祉施設や児童福祉施設、小学校や中学校などの避難施設が福祉避難所になることがあります。

福祉避難所は、時と場合に応じて自治体から指定されるもので、近くに老人福祉施設があるからといって、福祉避難所になるわけではないそうです。

数が少ないことが問題

これらの福祉避難所は実際に必要としている方よりも、数が少ないことが問題となっています。

災害時に支援が必要な高齢者らが身を寄せる「福祉避難所」が全国で538万人分不足していることが日本経済新聞の調べで分かった。市区町村の74%で福祉避難所が足りない。

（引用：日経新聞災害弱者538万人、福祉避難所入れない市町村7割で不足）

なぜ不足しているかというと、、、

「支援する側の介護士などの人材が足りないから」です。

僕も能登地震で被災した時、勤め先が福祉避難所に指定されましたが、来られた方が多すぎて目が回りそうでした。

思うように体を動かせない方、ご自分の意志を伝えることに時間が必要な方など多くの方が来られました。一人ひとりに向き合い、支援しようと思うと人手が足りません。

そんな中で「また大きな地震が来たらどうしよう」と、とても不安だったことを覚えています。

私たちが避難所でできること

だからこそ、健康な方一人ひとり、あなたが、要配慮者をお手伝い出来れば100人力です！

具体的には、、、

・高齢の方を孤立させない

災害が起こった際、みなさん不安になりますよね。ご高齢の方ももちろん不安になります。環境の変化でストレスが貯まりやすくなります。

頻繁に声をかけるなどして、近くのご高齢の方が孤立しないようにすると良いでしょう。

互いに不安感を薄めていきましょう！

・足腰が弱い方の介助

ご高齢の方は動きがゆっくりになったり、足腰の機能が弱まっていることがあります。

移動されている方を見かけた際は、手助けが必要か声をかけて上げてください。

手助けが必要な場合は、引っ付きすぎず、脇の下を手で支えてあげてください。

・仕切りとポータブルトイレを準備しておく

一般の避難所ではトイレまでの距離が遠いこともしばしば。

冬であると寒いところまで行って排泄をしなければならない場合もありますので、ポータブルトイレがあると便利です。

高齢者に関わらず、ポータブルトイレは災害時に役立ちますので、いくつか購入されてもいいのではないのでしょうか？

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この他にも配給されたご飯を届ける。　簡易ベッドを作ってみるなど、様々な配慮があります。

「ご高齢の方は何か配慮が必要かな？」「この方は今何に困っているのかな？」というアンテナを持つことで、できることは無限にあります。

まとめ

福祉避難所はどのようなところか、お伝えしてきました。

いつ、また災害が来るかわかりません。次はより安心する環境で避難生活を送れた方がいいですよね。

ご自身の自治体ではどこが福祉避難所に当たるのか、調べてみてはいかがでしょうか？

「各自治体名・福祉避難所」で出てくることが多いです。

そして、近くにいる人を守るためにも、避難所での配慮について覚えておけるといいですね

いつ地震が来てもいいように、備えておきましょう

【part２】福祉避難所を知っていますか？祖父母と安心して避難するために