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年功序列 > 成果主義、女性:2人に1人が管理職志向

社団法人日本能率協会が、今春の新入社員向けに「会社や社会に対する意識調査」の速報値を発表しています。


<回答数>
新入社員1,107人 (男性 813人(73,4%)、女性289人(26.1%)、無回答5人(0.5%)
上司・先輩35人(管理職23人、非管理職 12人)

1.「終身雇用」「年功主義」を望む安定志向が強まる
「定年まで勤めたい」という意向が年々上昇傾向にあり、長期雇用を望む新入社員が半数(50.0%)を占めた。
また、「実力・成果主義」と「年功主義」の会社のどちらで働きたいかに関しては、ほぼ半々(実力・成果主義(49.1%):年功主義(50.4%))であるが、06年度(27.2%)と比べると「年功主義」が15.8ポイント増加しており、「年功主義」志向が強まっている。

2.女性の2人に1人が管理職を志向
大卒・大学院卒の女性の回答では50.5%が「将来管理職になりたい」と答えており、女性のキャリア志向がうかがえる

3.職場の人間関係の構築のために「飲み会が有効」が9割以上
仕事をしていく上での不安についてたずねたところ、新入社員は「上司との人間関係」(81.3%)、「職場での人間関係」(78.6%)に不安を抱いていると回答している。人間関係構築のための行動としては、「飲み会への参加」を有効と考える新入社員が年々増加を続け、95.2%に達している。一方、「E メールの利用」は昨年(42.3%)よりも12.9ポイント低下して29.4%となっており、間接的なコミュニケーションよりも直接的な交流を有効と考える傾向がうかがえる。

4.新入社員の8割が周囲との協調性に自信あり
経済産業省の提唱する「社会人基礎力」の各項目について質問したところ、
「規律性(社会のルールや人との約束を守る力)」(85.7%)、
「柔軟性(意見の違いや立場の違いを理解する力)」(81.2%)、
「情況把握力(周囲の人々や物事との関係性の理解力)」(80.8%)、
「傾聴力(相手の意見を丁寧に聴く力)」(79.8%)
について、いずれもほぼ8割が得意と回答しており、周囲との協調性に自信を持っていることがうかがえる。
一方、
「発信力(自分の意見を分かりやすく伝える力)」(42.5%)、
「働きかけ力(他人に働きかけ巻き込む力)」(53.5%)
を得意とする回答は半数近くにとどまり、他者との関わりにおいて受け身の姿勢がうかがえる。



最近の若者は・・・という議論をしてしまいがちですが、

この30年を客観的に捉えた、若者の懸命な選択ということではないでしょうか。

しかし、中国、インド、エジプト、ベトナム等でこの調査をすると、明らかに全く逆の数値が出てくるでしょう。

一方で女性は、明らかに上昇志向となっています。

若者は総じて保守的であるとは考えにくいです。

また、調査も特定企業に対して実施された、標本調査的なもので、この調査で日本の若者の全体傾向を断じることはよくありません。