〜新参者が、熟練者に勝つ方法〜
能楽者、世阿弥の書いた、風姿花伝を
わかりやすく解説している
こちらの本 → ★ に、こんな一説があります
『 若手がベテランに勝つ方法 』
30歳以前というのは若さの花を持っている。
ベテランと勝負しても勝つことがある。
これは、新鮮さという点数が大きいからである。
これを時分の花という。
若さにはお金で買えない輝きがあり
この若さという武器だけでも
ベテランに勝つことがあるのだそうだ。
過去の自分と、今の自分と
どちらが魅力的であるか
考えてみること。
歳を重ねることは、年輪のように
厚みを増していくこと。
経験や知識が増え、豊かになっていくこと。
自分はそうなれているだろうか?
周囲の素敵な大人の女性たちと
接する場面が増える度
時々、思ってしまうことがある。。
あんな風にいつまでも輝きながら
年輪を重ねていけるだろうか…?
お仕事や習い事なども
初めた頃の輝きを
いつしか見失ってしまうことがある。
そんな時、熟練者は
新参者に、旨味をかっさらっていかれたように
思ってしまう時もあるのでしょう。。
そんな時には、思い出してみて欲しいのです。
あの頃の新鮮な想いと喜びを。
もし思い出せないなら
その輝きや別の輝きを知っている人に
触れてみるのです
そうすれば、思い出せるかもしれません
あの頃の喜びや感動を…
話しを戻すと
若い時というのは
脳の感受性が高いのだそうです。
年齢や経験を重ねても
経験から来る決めつけや
無駄を省く合理性ばかりを重視することなく
感受性を豊かに保ち
常にフレッシュな感性を持ち続けること
ができれば
その歳、歳、ごとに
その季節ごとに
時分の花、を咲かせていくことが出来き
毎年、通年
花を咲かせていくことができるのだそうです。
新参者が、熟練者に勝つのは
フレッシュさや目新しさがあるから。
一時の花の優美さや
星が強く瞬いてから消えていくような
瞬間の儚き魅力=時分の花だけに惑わされず
自分が目指す、真実の花を目指して
日々、研鑽を積むこと
それが大切なのだと、思います。
〜熟練者が新参者に勝つ方法〜
『 ベテランでも勝ち続ける方法 』
50歳を過ぎたとしても
真実の実力(真実の花)を持ったものには、
どんな新進気鋭も新鮮さをもってしても
勝つことはできない。
勝負に勝ち続けてきたという
”魂の研鑽” による存在感は
若さでは凌駕できない。
勝負に勝ち続けてきた人は、
肉体の鍛錬や精神鍛錬というよりも、
”魂の研鑽”という奥深いところから
湧き上がるエネルギーが原動力になっています。
何か動機を超えた
魂から突き動かされているような力を持っている人です。
このような人には、
やはり若者には凌駕できない力(魅力)があります。
技術の研鑽をし続けることは
魂の研鑽に繋がります。
真実の花を咲かせるには
日々、他の誰でもない
”自分”との勝負に打ち勝ち
日々、”時分”(=この瞬間)の花、を咲かせ続けて
魂の研鑽、技術の研鑽、をし続けること。
そしていつか
それが、真実の花となるまで…
私が咲かせたいのは
どの花だろうか?
考えてみる…
やはり、私が咲かせたいのは
真実の花、なのだ。。。
『 本当に成功させるために 』
仕事がうまくいき、乗りに乗っていて
何も文句のつけようがない時、素晴らしい瞬間。
それを、時分の花、という
しかし、真の花、を求めるのであれば
これを本当の実力と勘違いしてはいけない。
真の花、を追求する者にとっては
それは通過点に過ぎない。
日々、昨日より
一段上がった自分を褒めてあげよう。
日々、時分の花の美しさ
(=今日できたこと)を
日々、自分の花の美しさ
(=自分の良いところ)を
褒めて伸ばしていきましょう♪
いつか、枯れることなき
真実の花になれると信じて
日々、研鑽を積みながら
フレッシュさを忘れずに
自分の道を進むのです。。
私は、年齢問わず
経験豊富な方が大好きです。
それは、私も早くそうなりたいと思うから。
いつか、私もそう思ってもらえるような
経験豊かな大人の女性になりたいな〜と
思っています。
新参者か、熟練者か
どちらにも、勝てる花、がある。
それはどちらにも希望があるということ。
『 基本の大切さ 』
可能性を追求する時にこそ
基本を大切にすべきである。
一つ、一つを丁寧に作り込んでいくことが
可能性を追求する土台になる。
基本を大切に
日々、たゆまず歩こう。
いつかきっと、大きく咲ける時が来るのだから。
諦めない力。それは日々の基礎トレーニング
筋トレ次第。
1日、1日を大切にして行こうと思います!
…なんか、時分=自分の花について
書きたかったので、書いてみました。笑
お読みくださって、ありがとう♡