5:55 おはよう朝
私の中にようやく朝が帰ってきた
空が雲が行き先を告げる
道が変わったのだと知る
矛盾の意味が
にわかにわかった朝
久しぶりに神社へ行った
カラスが大きな声で挨拶する
狛犬さんが懐かしいいつもの笑顔で笑う
元気にしてたかと笑う
境内で
パラパラと歓迎の木の葉が降って
古い物が自然と剥がれていくのを見た
” 変わりゆくのは自然の摂理
身に合わぬものは
剥ぎ落とし 捨てゆくがよい ”
神前で 瞑った瞳の中に
虹色の曲線が見えた
曲がりながら進む 光の筋
小川のようでもあり
曲がりながら 変わりながら
それでもただ続く 進む
それが道なのだと
ただ続く人生なのだと知る
” 何者であるのか 何であるのか
そう定義するは 我のみ
ただ続く 流れのままに
歩けば それは川となり道となり
虹のような 光の筋となる ”
ただあるがままの生なのだ
ただそれを見せて頂いた
神社を出てすぐ
” 私たちただの神の子だ ”
なんだかそんなことを 思った
神々が栄えらますように
私たち人間も栄えて之けますように
弥栄