初詣へ行った時の写真です。
大雄山最乗寺は神奈川県南足柄市にある曹洞宗のお寺です。
導了という僧を祀ってあるということで導了尊(どうりょうそん)と呼ばれていますが、何故か“どうりゅうさん”と私の一族は呼んでいます。
おそらく導了に敬称をつけて導了さんと呼んでいたものが“どうりゅうさん”に聴こえてしまったのでしょうね。
なので「よし、明日はどうりゅうさんへ行こう!」「そうしよう、どうりゅうさんは今年雪が積もっているかなあ?」という具合で、
身内の間では会話がされます。
本家は自営業で商売をしていました。
最乗寺は商売の神様。だから毎年お参りへ行くのよ、と説明されてきました。
なので、商売繁盛の祈願の必要のない分家は行かなくても良いかというと、
そうでもなく、
「どうりゅうさんへちゃんとお参りに行かない年は、ろくな事がなかった。」という経験から、
毎年欠かさず初詣へ行きます。
(私が生まれてから2度ほど最乗寺へ初詣に行かなかったことがありました。
一度目はその年に私がタクシーにはねられるという交通事故に遭い、もう一度は父が駅で倒れて頭を打って大怪我したという悪い事が起きました)
なので、今年も行ってきました(^^)/

参道には樹齢500年の杉並木。
高さは45mくらいあるそう。

3が日なので、屋台が沢山出ています。
着いたのは既に夕方でしたが、まだ参拝客が沢山いました。

いつも初詣の時期には、この寒桜のような花が咲いています。

節分祭の豆まきの紙が貼ってありました。
2月3日(月) 午前の部 11時30分 午後の部 14時20分
きっと賑やかなのでしょうね。
一度行ってみたいです。
最乗寺ホームページ行事案内ページ“節分豆まき祭”より引用
【毎年2月の節分の日に、特設舞台が設けられ、節分豆まき祭が修行される。山主老師の「福は内!!」の第一声を合図に年男、年女に申し込まれた方々とゲストが一斉に福豆を撒かれる。撒かれた福豆、約20,000袋には抽選券が入っており、大抽選会が行われ多くの参詣者から大歓声があがる。】

坂道や階段の参道(天狗の小径)を登り、
お札を買う総受付に着きました。
導了さまは天狗になって山へ身を隠されたようで、
天狗の神様として祀られています。
ですから、シンボルマークは“天狗のうちわ”です。
あちこちにこの“天狗のうちわ”のマークを見ることが出来ます。

鐘つき堂(鐘楼)です。
除夜の鐘の時間にも来てみたいですね。

境内の入り口・仁王門からは、全部で階段が350段あるのですが、
ここが御神殿手前の階段。
77段あります。
「昔、おばあちゃん達(祖父祖母)は死ぬまで毎年ここへ歩いてお参りに来れていたんだから凄いよね。昔の人は足腰が丈夫だったんだね。」
「私達は一体いくつ(何歳)までここを上がれるかしらね。」と、母と話しながら登っていきました。

御神殿の鈴。
本来は鈴の後ろの銅鑼をたたくのですが、
3が日の参拝用に鈴が3本設けられていました。
これは初めての試みでしょうか。今年初めて見ました。
さてこれで無事、今年もお参りに来ることが出来ました(*^_^*)

「奥の院」へ続く道。
天狗のうちわや下駄が置いてあります。
御神殿の奥の山の上には「奥の院」という、
本当の仏様が祀られています。
過去に一度だけですがいとこと3人でそこまで行った事があります。
細い山道の階段を上がっていくのですが、
結構きつかった記憶があります。
この時も向かう人がいるようでした。
みんな、上まで行ったのかな?
手前には天狗のうちわや天狗の下駄が祀られています。
名物の高下駄も健在でした。
神奈川県南足柄市大雄町1157
電話:0465-74-3121
曹洞宗
山号 大雄山(だいゆうざん)
1401年開山
JR小田原駅より伊豆箱根鉄道大雄山線大雄山駅よりバス