私達はとても邪険に扱われているんです!と熱く語りながらも、
(詳細はこちらを読んでね→ http://blogs.yahoo.co.jp/qyuchanbasics/9170101.html )
私を病院までちゃんと送り届けてくれたタクシーの運ちゃんとは病院正面入口で別れ、
そそくさと外科受付へ向かった。
13:30。
間に合った〜ε-(´∀`*)ホッ。
携帯の電源を切る。
ATMのような形の受付機へ診察券を入れ、
発券された番号札を緑色の専用ファイルに挟んで外科受付カウンターへ持って行く。
「こんにちは〜お願いしまーす!」
「はい、こんにちは。・・・・・・・あら?もう一枚の診察表は?」
「あーーーーー、そうだ!取ってくるの忘れました〜。」
しまった。番号札の次にプリントされて出てくる診察表を取ってくるのを忘れた。
急いで機械のところへ戻ったが、
後からきた患者さんが私の分を間違えて持っていってしまったようで、
その患者さんの紙が機械に残っていた。
また急いで追いかけていって、その人に謝って紙を取り替えて貰う。
ふ〜っ( ´Д`)=3
「今日はCTと採血ですね。」と受付のお姉さんが言う。
「はい、採血室が先ですよね?」私は確認をとる。
「いえ、造影剤CTだと思いますからCTから先に・・・・。」
「ええ(;゚Д゚)! ぞ、造影剤!? いや、今日は定期検査みたいなのだから造影剤は飲まないかと思うんですけど。」
造影剤と聞いてかなりビビッた私は、
詳細をパソコンで確認して貰って造影剤なしのCT検査とわかってかなりほっとした。
受付のお姉さんは、
“乳がん患者→CT撮る→ならば造影剤投与で撮影”と、思ったのだろう。
あービビッた。
ヨード造影剤は2度とやりたくない。
去年のあのあと、一ヶ月も具合悪かったもん。
そして、安心した気持ちで採血とCTを済ませた。
検査結果が出て診察の時間がくるのを待つ。
外科の隣りの内科の問診カウンター脇に、身長計と体重計と血圧計があったので、
暇つぶしに計っておいた。
身長162.3㎝、体重○○kg、血圧109/66、脈拍66。
うーん、暇だ。
ローソンへジュース買いに行こ(#^.^#)
病院のあちこちに障害を持った方々が書いた絵が飾られていた。
素敵な絵。
待合室へ戻ってほどなく、
「Qちゃん、Qちゃん、8番診察室へお入りください。」
呼ばれた。
いよいよ運命の瞬間。
これで再発が見つかったら人生が終わる。
逆に何もなかったら夏の伊豆七島・神津島行きGETだ。
以下いつもと同様、Q=私、先=先生のやりとり。
Q「お願いしま〜す。あ、先生こんにちは〜(*´∀`*)」
先「こんにちは。お元気でしたか?」
Q「はい〜、とっても元気〜・・・・・・・・・・・・でもないです。」
先「そうでしたか。」
なんだか先生がずいぶん小さく見えた。本当はすごく背の高いデカイ先生なのに。どうしてかな?
先「まずこれね。」
血液検査の結果。
先「ここ(腫瘍マーカー値)が一番大事なんだけど、何ともないね。」
Q「良かったです〜。」
一応、喜んだ。
腫瘍マーカー値は、去年の手術前にも入院中にも検出されていなかったので、
がんがあるからといって決して値が出るものではない。
なのでハナから私も先生もあまり参考にはしていない。
先「そして、問題の画像だけど。」
Q「はい。。。」
先「見てみると、肺の結節ここね。」
Q「はい。。。」
がんらしきものがいくつもあるんじゃないかと、
去年セカンドオピニオン先の病院で言われ超心配だった問題の場所。肺への転移の可能性。
先「去年の画像がこっちだけど、ね!全く大きさ変わってないね。これが左(の肺)でこっちが右(の肺)。」
Q「本当ですね〜。全く変化ナシですね。今年も去年も同じ画像みたいに同じですね。」
左も右も、肺の内壁にポチっとしたようなデキモノが見えるが、
以前の画像と全く大きさには変化が見られない。
先「もしこれが癌だったら、一年半も経ったらかなり大きくなるハズだから。」
Q「はい。」
先「ここまで何も変わってないから、完全に癌ではないでしょう。」
Q「そうですか〜。良かったです。ところで、先生他のところはどうだったんですか?」
先「あー、何もないですよ。これは胸の部分だけど。」
モヤモヤと白いものが写っている画像を見せてくれた。
Q「わ〜っ。この画像、プロじゃないと判断出来ませんよね、前から思っていましたが(笑)」
先「造影剤入れてないからそんなにハッキリは写っていないからね。」
やっぱ造影剤って大事なんだ…(;・∀・)
先「でも、今回も特に問題なし!」
Q「やった〜v(=^0^=)v 良かったです〜。今回は結構不安だったんですよ〜。」
先「手術から一年かぁ。 これで一年生き延びましたね。」
Q「わはは〜。そうですね〜。一年経ちました。色々途中不安になりましたけどねやっぱり。」
術後の化学療法は一切断って過ごしていると、
色々な人が色々なサプリやら健康食品やら代替療法やらを紹介してくれたり、商品をくれたりする。
今までに貰って飲んだものは、
高麗人参茶、ゴボウ茶、マンゴー酢、亜鉛サプリ、水素水、有機ゲルマニウム、茶カテキンetc。
この中で一年以上継続して摂取しているのは水素水だけかな。
ゲルマニウムにいたっては価格がとても高いし、
高麗人参茶とマンゴー酢は不味い。(ごぼう茶はすごく美味しい♪)
どうせ同じ薬みたいなものを飲むのだったら、
標準治療であったホルモン抑制剤を一粒ずつ飲んでいた方がはるかに簡単に済んだし、
周囲の心配も抑えられたように思う。
うん、時々そう思う。
とりあえず予防のためにコンスタントに続けているメインなことは、
接骨院へ行ってジムへ行って温泉入って水素を飲んでいる事だけ。
先生にそんな話を笑いながら報告した。
でもだからといって「じゃあ、これからホルモン剤飲みますか?」とは、先生は言わなかった。
先「ここまできて何ともないから、次(の検査の時)はCTは撮らなくていいでしょう。」
Q「そうなんですか?そんなにCTって被爆量すごいんですか?」
先「それもあるし、うん。次はエコー(超音波検査)にしましょう。」
Q「はい、それでお願いします。」
先「んっと、来年はどうする?いつ頃にしたい?」
Q「あ、じゃ、また半年後でお願いします。」
先「では12月3日のまた午後で。エコーと血液検査入れておきますね。」
Q「ありがとうございます。」
Q「あ、そうだ、先生。」
先「ん?」
Q「古い話で今更なんなんですが、術後の病理検査の詳しい結果を教えてもらえませんか?」
あらかじめ手帳に訊きたい項目を書き留めていったので、それを先生に見せた。
先「はい、いいですよ。ずいぶんとまた古い話ですね。」
Q「すみません。私は別に細かい事は気にならなかったから良かったんですが、周りに聞かれて答えられない事が多くて。」
先「そうかもねぇ。じゃあコレプリントしてあげればいいかな。scoreは4って書いてあるよ。」
病理検査の画面を開いて先生印刷を始めた。
Q「乳がんのブログとかにみんな検査結果書いてるじゃぁないですか。だから。」
先「みんな書いてるねブログに。」
Q「乳がんの人のブログ見るとみんな標準治療している事書いてるんですけどね。」
先「みんな標準治療してるからね。」
Q「そうですね。無治療の人探してもなかなかいなくて…。」
先「無治療の人のブログなんて読んじゃダメだよ。」
Q「?」
先「読んでも気が滅入るだけだから。末期ガンになって緩和ケアしてるとかそういうのだから。」
Q「・・・・・・なるほど・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。わかりました。」
そして、手術の時の病理検査の結果と、今日の血液検査の結果の紙を頂いて、
「先生、さよなら。お元気で! どうもありがとうございました!」と、私は帰ってきました。
免許証の更新講習会へ行っていたニョロちゃんにまずは報告。
検査で何もなかった事がわかって本人より誰よりニョロちゃんは一番ほっとしたみたい。
検査前はしばらく胃が痛くて死にそうだったみたいだから。
あんなに心配ばっかりしてると、そのうち癌になっちゃうんじゃないかとよく脅してますが・・・。
両親には次の日になって報告したけれど、
何もなくて当たり前でしょーくらいな感じで検査になんて全く興味なし。
・・・それか、もうゆくゆくダメだろーくらいに思って最初からあきらめているのかもしれないけど(^^;)
ま、こんな訳で、
術後一年はなんとかクリアできました。
心配してくれた皆さま、どうもありがとうございましたm(_ _)m
オレ様♪の奥様メールありがとう!
検査前対策頑張ったのでまだちょっとお疲れ中の私です。
◆◆◆右乳癌温存術+腋窩リンパ節/術後病理検査の結果◆◆◆
(手術によって取り出した組織を、精密検査した結果ということです)
乳腺(C領域)に、3.0×3.5×1.5㎝大の腫瘍
組織学的には硬癌
乳腺周囲の脂肪組織に浸潤
脈管浸潤みられる
Nuclear grede(核グレード) : Grade2
Atypia(核異型) : 2
Mitosis(核分裂像) : 2
(Score4)
切除断端はいずれの方向も陰性
リンパ節転移 : なし
ER : 陽性
PgR : 陽性
HER2 : 陰性(スコア1)
この動画は一時間半もの長さなので、
時間がある時にどうぞ。
私も一分でも一秒でも長くこの方に生きていて欲しいと思っています。
なんだかんだで物凄く助かっています。
何度も助けて貰っています。