前回のブログからの続き
自分のGSX-R125に発生した、コーナー出口の加速息つき現象の原因を特定するため、ノブアツ杯第2戦の前日、5/27にやった事。
ECU交換、レギュレーター交換 → 症状改善せず
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燃料ポンプをテストするのにタンクアッシーで交換 → なぜかプラグから火が出なくなる
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プラグやプラグキャップ、イグニッションコイル変えてみた → まだプラグから火が出ない
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交換したタンク元に戻す → でもプラグから火が出ない
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転倒センサー交換 → プラグから火が出てエンジン掛かったけど、時間が遅くてテスト走行できず
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不調の原因は転倒センサーだったんだ!! コーナーだけ加速が息つきするのは、転倒センサーがおかしくなってたからなんだと判断。
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翌5/28ノブアツ杯第2戦のレース当日、コースインして直ぐコーナー出口の加速息つき症状直ってないのが判り、レースリタイヤってところから。
一度タンクアッシー交換したものの、エンジン掛からなくなって元に戻しちゃったので、結局燃料ポンプのテストは出来てなかったんすね。
だから改めて燃料ポンプのテストしなくちゃです。
5/28のレースの後、ナカムラ弟が「オレの燃料タンク外しとくから試してみなよ」って言ってくれました。コース上で絡みたくない男ナンバー1ですが、それ以外ではナイスガイなんです。
で次の土曜日、早速借りたタンクに交換して、ハルナ走ってテストしました。
直りません
もう万策尽きて途方に暮れていたら、普段自分のマシンをメンテしてくれてる新井シニアが
「全日本のメカニックやってる茂木さんにみてもらおうよ」というので
マシンを茂木二輪工房まで持って行ったんです。
一通り今までの経緯を説明すると
茂木さん曰く
「そこまでやって解決しないなら、一度エンジン開けたほうがイイよ」
あらやだ、お金かかりそうって一瞬思いましたけど直ぐに言いました。
ヨロシクオネシャス
2週間ほどして茂木さんから連絡があり
「エンジンは消耗してるけど故障はないよ。そうなると、あとやってみるとしたら、ワイヤーハーネス交換だと思う。」
早速ワイヤーハーネスの値段調べたんすけど、ただの電線の束のくせに、新品は冗談としか思えない値段。
なので、まずは中古を探すってのと同時に、桶スポ界隈なら作ってる人いるんじゃないかと、桶スポトマト師匠に相談しました。
結局作ってる人はいなくて(つか多分レギュレーションでNG※23年にOKになったらしいす)、ヤフオク見たらGSX-S125のだったら1個出品されてたんすね。
買おうと思ってたらトマト師匠が「RとSではハーネス違うから合わないよ」って教えてくれました。
流石桶スポで師匠と呼ばれる人、なんでそんな事まで知ってるんすか不思議です。おかげでムダ金使わずにすみました。ありがとうトマト師匠。
で、引き続き中古を探していたた矢先。
新井シニアから「今茂木さんとこに居るんだけど、何が原因なのか判ったかも!」と電話があったんです。
新井シニアが茂木二輪工房を訪ね、茂木さんと2人で自分のGSX-R125の横で、その不調の原因について話している時。
茂木さんが
もしかしてこれじゃない?
と、スイングアーム右側の小さなキズを指さしたそうです。
そのキズは、ブレーキペダルとマスターシリンダーのピポット部分がスイングアームと干渉してできたと思われる傷。
GSX-R125は車体の幅が細く、全体的にこの辺りのクリアランスが少なめです。
恐らく5/6の1コーナーの転倒でマシンが横に一回転した時、右側ステップのプレートが曲がって内側に入り込んでしまったんでしょう。
空車時はクリアランスがあるんですけど、人が乗ってステップに足を置くとバックステップのプレートが内側にたわみスイングアームに干渉するんです。
この状態で走るとどうなるでしょうか?
えっとね~、リアサスが縮むとーリアブレ・・・・・・・・・・リアブレーキ?
~奥さん聞きました~?
イクムラトシオって電気電気大騒ぎしてたのに、実はコーナーでリアブレーキ掛けてだけなんですって~w、ホント恥ずかしすぎて恥ずかしい、一回死んだ方がいいのにね爆~
えええええええええええええええ!
じゃあレース前日の5/27、みんなに手伝ってもらいながら丸一日かけて、何回もガソリンタンクを付けたり外したりして部品の交換テストした、あの時間は何だったの?
ノブアツ杯年間3戦しかなくて、第2戦リタイアちゃったから、もうシリーズチャンピオン取れないけど、あの時ちょっとステップ引っぱり出してれば、もしかして走れてたって事?
第2戦決勝の篠崎選手とナカムラ弟の激しいバトル、指をくわえて悔し泣きしながら見てたのに、あの涙は何だったの?
いくら悔やんでも過ぎた時間はもう戻ってきません。
忘れることにしますた
まさかまさかのこの展開、一回判ってしまえばなんてことない原因ですけど、全く想定外だったんですね。完全に電気系統だと思い込んでたんです。
結局、5/6の転倒から始まったこのトラブル、原因見つけるのに2か月掛かっちゃいましたけど、エンジン開けたついでに、買って2年半酷使してたエンジンを腰上OHしてもらいました。
その他、今回最初にカプラーのリード線が抜け掛かってるのを発見した時、「ネゴシエーター」ってサブコンを取り外し、抜いていたO2センサーのカプラーも接続しました。
なんでかって言うと、桶スポインポートミニのレギュレーションが変わったからなんです。
自分はマシンの仕様を、ハルナより制限が多い桶スポに合わせてるんすけど、そのレギュレーションはちょくちょく変わります。
2023年の新ルールでは
GSX-R125では唯一OKだったサブコン「ネゴシエーター」がNGになり、O2センサーもちゃんと配線しとかないとダメになりました。加えてエアクリーナーBOXの変更一切不可(エアフィルター含む)となったんです。つまりGSX-R125はエンジンパワーに関わる部分でイジれるのはマフラーだけ、あとはドノーマルよろしくって事です。
さらにエキスパートクラスに限っては、全車種リアタイヤ140サイズ縛りというチョット不思議な?ルールも追加されました。
でもハルナのレースしか走ってないのに、なんで桶スポレギュレーション?って思う人もいると思うんで説明します。
桶スポっていまや日本のミニバイク聖地って言われてるじゃないすか?
そこで開催されている関東ロードミニ選手権のEXPライダー達は、 逝っちゃってるキ〇ガイ ウルトラハイレベルな超人達です。
桶スポとハルナって割と近いのもあって、その キチ〇イ 超人達が時々ハルナに来るんですよ。
その時、同じ条件のマシンで競って腕比べして、何がどう違うのか確かめたいんです。
もちろんレースなんで勝ちたいって思ってますけど、上手くなりたいって方が強いです。
まあ、いつかは桶スポのレースに出たいって思いもあっての事なんすけど、出たら出たで沼にハマってしまいそう、って気持ちもあってまだ実現してません。
そんなこんなで、マシンも直り、ノブアツ杯最終戦に向けて練習を再開したその矢先。
8月になって直ぐ、まさかの左ひざ前十字靭帯断裂と半月板断裂のバッドラックに襲われたのです。
左ひざが全然曲がらなくなり、またバイクに乗るのはお預けになってしまいました。
なんでそうなったのか知りたい人は、イクムラトシオまで直接聞きに来てください。
10/4に手術の予定が組まれたんすけど、それまでは病院で教わったリハビリメニューをガンバり、左ひざを正座レベルまで曲がるようにする必要があるとの事。
良く分かりませんがそういうもんらしいです。
膝が曲がればとりあえずバイクには乗れそうですけど、9/24のノブアツ杯最終戦に出るとしたら、5月からからの4か月間、ロクに練習しないままレース迎えることになりそう。
でも5/28のレース、桶スポEXPライダー篠崎選手とナカムラ弟は、二人とも46秒5!!に入れてるから、それに匹敵するタイム出さないと勝ち目は無い!
納得いく走りが出来そうならエントリーします。
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レース出走しました。