東京電力福島第一原子力発電所事故を調べている日本原子力学会の調査委員会(委員長=田中知東大教授)は27日、原発の重要設備について「地震の揺れによる深刻な損傷はないと推定される」との見解を盛り込んだ中間報告を発表したようです。

原子炉の冷却にかかわる重要設備の損傷を巡っては、津波のほかに、国会の事故調査委員会が地震の揺れによる損傷の可能性を言及しており、焦点となっていたようです。

大阪府東大阪市の近畿大で開催中の同学会で報告した中間報告によると、「十分な現場確認ができていない」としながらも、原子炉のデータなどから、地震の揺れで重要設備に深刻な影響を与える損傷はなかったと判断。そのうえで「(原子炉の)耐震設計は安全確保に寄与したことを示している」としているそうです。

原子炉そのものはともかく、その周りの施設とか送電線とかは大ダメージで、重要施設が無事でも送電線みたいな付帯施設が破壊されれば何の意味もない。あれで大丈夫なら地震はほぼ問題ないって事だな。停電対策だけ徹底的にやれば活断層の上でも心配なかろうかとおもいますが。

敷地外の鉄塔壊れて電源喪失は地震だろと思いますが、ほとんど同じ位置にある第二の方は無事なのに、第一だけは壊れてるなんて構造上問題で、現場が停電(非常電源停止)したのは電源設備があった地下が海水で水没したから。

そもそも水を大量に使うのに何で電源設備を地下に作ったのか意味が分からない。原子炉建屋の屋上に電源設備作ってあれば水被らなかっただろうに。ディーゼルだから最悪水被っても捌ければ始動させることは出来た。

津波が来る前の想定内の地震で原子炉の非常用電源の鉄塔が倒れたではないか。原子炉自体には直接影響はなかったのかもしれないが結果として大惨事に繋がった。東電も役人も実に姑息だな。炉だけでなく非常用停止電源系統についても言及したらどうか。大事故を起こしながらだれも処罰されないとなればタダでは済まないはずだと思います。何も地震などという大災害が起こらなくても原発はいつでも事故が起こり得る。たとえ鼠一匹でもありうると思います。