財務相を3度務めた民主党の藤井裕久税調会長は、日銀の独立性をめぐる最近の論争を見ると、第2次世界大戦中における同行の役割を思い出すという。藤井氏は19日の講演で、金融政策に対する政府の影響力をめぐる過熱気味の議論と戦時中の出来事の類似性を指摘した。現在の議論から浮かび上る日銀の姿は、第2次世界大戦時に帝国政府が戦費を得るために日銀を利用した状況をほうふつとさせるという。

戦時下の1942年、旧日銀法が制定され、中央政府が設定する目標の達成を支えることが日銀の使命となった。蔵相は日銀の監督権を握り、その命令に反した総裁を解任できた。1998年に全面改正された新日銀法では、大半の先進国と同様に中央銀行の政府からの独立性が保証された。

藤井氏は改正について、日銀を戦時中の体制に戻すことに等しいと指摘する。日銀法の改正は1942年制定の旧日銀法の復活にほかならないという。

もちろん、藤井氏は公平な立場からの観察者とは言い難い。12月16日の総選挙に向けた世論調査では自民党に大きくリードされている民主党の重鎮だからだ。安倍氏は日銀の役割を選挙戦での最重要問題に位置づけ、政権を奪回するために利用したい考えだ。一方、藤井氏の講演は、この問題における過激主義者というレッテルを安倍氏に貼り付けようとする民主党側の作戦の一環だ。


円高是正のために今まで米国債を買うしか無かった。近年のドル供給過剰で、それだけで円安誘導は無理になった。今回安倍氏がそれ以外の処方も検討するといったら即横槍が入った。まあアメリカには都合悪いから、息のかかった経済学者、マスコミの口を使って反対するのは当たり前。(黙って米国債だけ買ってろってこと)救いがたいのはそれに乗っかって安倍叩きする政府ではないですか。

安倍総裁の言うやり方を一貫してやっているのが米国。ドルをバンバン刷って、原油や工業製品やらを輸入している。紙幣は要するに紙切れだから、その価値はこれを信用するかどうかに掛かっている。ドルは一番信用されているから、いくらでも刷って資源と紙切れを交換してくれる。米国は戦争にも強い超大国だから。

アメリカ中国インドEU札刷りまくりですが、知ってて言っているのですか、日本以外の国は自国の事しか考えてないです。日本もたまには日本の利益を追求してもいいとおもいますが、使用目的が戦争と経済対策で全然違うと思います。

財務大臣就任中になんも出来なかったツケではないですか、経済音痴の民主党が何を言っても無駄。民主党の経済政策はどうだったか。批判よりまず反省から始めるべきだろう。失策の責任取ったのか、三年前はまだ元気だった大企業が倒産しかかっているのはどうしてですか。