「ネット社会でいったんレッテルを貼られたら社会復帰はできない。終身刑を言い渡されたようなもの」 2003年に詐欺などの容疑で逮捕され、懲役2年4月の判決を受けた東京都内の男性(40)はネット上に漂う犯罪歴に今も苦しめられている。

 自分の名前をネットで検索すると犯歴を暴露するブログや掲示板が表示されることは、出所後すぐ気付いた。

就職しようと十数社に履歴書を送ったが、全て断られた。「初めて人に会う時、どう見られているのか怖くて仕方ない」と話す。削除を請け負う弁護士がいると知り、依頼したのは昨年7月。これまでに6件の掲示板やブログを削除してもらったが、「モグラたたき状態」という。

 特に困るのがグーグルのサジェスト検索。名前だけならすぐにはたどり着かない暴露サイトが、「詐欺」という言葉がセットで検索されると、すぐ表示されてしまうからだ。「犯した罪は重い。でも服役後もこんなに長い間、制裁を受け続けなければいけないのか」と嘆く男性は、「就職もできず再び犯罪に手を染めてしまう人もいるのではないか」と話す。読売新聞


 ネットに残ってなくても、前歴をわざわざ教えにくる組織があるから。これを違法と知りながら、利用してるのが地域防犯の一般市民でしょうか。人権擁護法案が出来たら、こういう犯罪歴のある人間が真っ先に救われるんだろうか、だとしたら犯罪者を守る人権擁護法案で、ためらいなく犯罪できるように背中を押す人権擁護法案ではないですか。

 冤罪で逮捕されて不起訴になった人とか同姓同名とかもっと困りますが、前科者が敬遠されるのは大昔からだけど、つい最近の傾向ではありませんが。これがけしからんと思う方は、性犯罪を監視するシステムも反対なんでしょうか。

 年間200万人も逮捕されていて、せいぜい2年ほどの空白(懲役)で応募先に真実がわかるはずがないでしょう。同姓同名が山ほどいるなかで応募者をググって断定していることが疑わしい。採用されない理由は単に2年間の空白があってそれを説明できないから。うまく言いくるめれば実際そのぐらいの空白なら大して気にしない企業もたくさんある。そういう意味では不採用の理由がニートと同じで、単に個人の「就職力」の問題。それをネット検索のせいにしていると思いますが、違いますか。