2014年10月の旅 20 (普通列車で南下) | Qの乗りつぶしニッポン

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日本国内のJR、私鉄の乗りつぶしを中心にぷらっと旅に出かけています。ここ数年は鉄路のない自治体へ路線バス等を利用して市区町村の塗りつぶしする機会が増えてきております。

美味しい海の幸が食べたくて、高知から南下する。

 

やって来たのは高知駅。ホームに停車しているJR四国1000形気動車1001。JR四国の車両は独特なデザインをしていると思っている(いい意味で褒めている)。この窪川行に乗ってJR土讃線を南下する。本当は、AM11:39発の特急『南風』に乗って須崎まで行って昼ご飯を食べるつもりだったのだが残念ながら間に合わず、このAM12:00発の窪川行だと須崎に着いても食堂の営業時間に間に合わないため、今回は第2プラン発動で別の旬なものを食べに行く。

 

県内産の杉を使用した大きなアーチ状の屋根が特徴の高知駅。木材をふんだんに使用した駅舎と言えば、JR北海道の旭川駅やJR九州の日向市駅を思い出すが、高知駅も含めこれら3駅とも設計者は内藤廣。高知市内にある“日本の植物学の父”と呼ばれる牧野富太郎の業績を記念して造られた「高知県立牧野植物園」や最近だと「東京メトロ銀座線渋谷駅」も内藤廣の設計によるもの。

 

反対ホームにも1000形1016が停車中。

 

AM12:00、高知を出発。

 

お昼なのに学生に賑わっていた車内も高知市内で落ち着き、のんびり進む。列車は既に須崎の手前。やっと海が見えてきた。

 

当初降りる予定だった須崎駅を出発。“旬”はもっと南だ。

 

土佐新荘を過ぎ、新荘川を渡る。河口近くに見えるのは写真右側にある日鉄鉱業鳥形山鉱業所が産出された石灰石を運ぶベルトコンベヤーと運搬船。

 

新荘川を渡った。

 

第二領地橋梁から見た太平洋。第二領地橋梁は日本初の鉄道用5径間連続RC開腹アーチ橋で断崖のわずかに突き出た岩盤にアーチを載せるような造りとのこと。目の前の入り江には民家はなく、このアーチ橋を見るには海側から船をチャーターするか道なき崖を降りていくしかない。

 

太平洋と手前はミカン畑(果樹園)だろうか。

 

安和(あわ)海岸に面した安和駅に停車。安和海水浴場ともあるが、何だか少し行けばすぐに深くなっていそうでちょっと泳げるような海には見えない。ここは投げ釣りのポイントでもあるようなので、総合するとやっぱり泳げなさそう。

 

でも、景色は抜群によく、海が見える駅としては屈指のロケーションだと思う。

 

PM13:57、終点の窪川に到着。バイバイ、アンパンマンたち。

 

窪川と言えば、鰻か四万十ポークか・・・、事前に色々悩んでいたのだが、10月中旬の美味しいものは更に南にあるので、列車を乗り換える。

 

<つづく>