宗谷本線が路盤流失により稚内から名寄まで運休となり、名寄から札幌までの特急乗車となった。
代行バスの乗客はいそいそと改札へと向かう。
特急「サロベツ」は通常なら名寄駅をPM16:34に出発するのだが、1時間遅れで運行するとのこと。私も撮影なんかしてないでさっさと乗り込むべきだ。
私のきっぷ。上は乗車券で前日に札幌駅で購入したもの。下はこの日に稚内駅で相談時に買い直したもの。当初は特急「スーパー宗谷」のグリーン席を予約していたのだが、この日用意された「サロベツ」編成にはグリーン席がないとのことで仕方なく指定席に変更。
キハ183系気動車が運用されていた特急「サロベツ」。この車両を見られるのもあと数年と言ったところか。
札幌まで連れて行ってくれる。
車内の様子。それほど混んではいない。
車内は改造後ということもあり、ふっくらとしたシートで座り心地が良かった。
一番ありがたかったのはコンセント。こちらも改造後に設置されたものだろうが、長い距離を走る列車には備わっていてほしいものの1つだ。
何だかとって付けた感ありあり。
PM17:34、1時間遅れで名寄を出発。
数年後にまたこの駅にやって来るなんてことは全く思っていなかったが、またそれは別のお話で。
名寄駅の南東側の旧名寄本線上に設置されているキマロキ編成(雪かき用の編成のこと)。
士別市に入り、士別駅の手前で最後の天塩川を渡る。奥に見えるのは稚内から名寄までほぼお世話になった国道40号線の士別橋。
士別に到着。
和寒駅の手前、夕日が沈む頃。
塗りつぶしがメインの1日だったが、稚内での滞在時間が20分ぐらいしか作らなかったのは残念に思う。でもしょうがない、運休は予定外だった。
北旭川駅構内の旭川運転所にDE15形ディーセル機関車のラッセルヘッドがたくさん並んでいた。
高架となっている旭川駅にもうすぐ到着する。少し向こうに同じく高架となっている富良野線が見える。
旭川に到着。駅は木材がふんだんに使用されていて、暖かみのある印象だ。
1時間遅れで運行しているため、他の列車の気を使いながら進んでいることもあって、スピードはあまり出ない感じだ。周りも暗くなってきたので私はそのまま寝てしまった。
PM20:30頃、札幌に到着。当初乗ろうとしていた「スーパー宗谷」の到着はPM21:55なので、1時間半ほど早く着いたということにもなる。元々「サロベツ」に乗る予定だった方は大体1時間半ぐらい遅れた形となるので、多少不満は出たかもしれないがしょうがないところだろう。
この日は塗りつぶしをしたいのと「わっかない」号に乗ってみたかったという理由でただ単に札幌と稚内を往復したわけなのだが、いい景色も堪能出来て、狙って乗ることが難しい代行バスにも乗れて、なかなか盛沢山な1日となった。
で、「サンセットプラザ羽幌」で朝ごはんを買って以来何も口にしていないので、この後とりあえずご飯を食べに行く。
<つづく>