「わっかない」号にて、稚内を目指す。
天塩町から向こうに見える天塩大橋を渡って幌延町に入る。この天塩大橋は老朽化や幅員が狭いこともあって、この橋から約1km上流(写真右手側)に新しい天塩大橋が架けられ、2020年10月に廃道となった。
天塩川は北海道で一番長い石狩川に次ぐ2番目の長さで、国内でも4番目の長さである。
沿岸バスの幌延留萌線の路線バスとすれ違う。この手の車両で長距離(約150km)を走行するのはなかなかのものだと思う。羽幌辺りで乗務員は交代するのだろうか。
幌延町から隣の豊富町までは幌富バイパスを走る。行く行くは北海道縦貫道(道央道もその一部だが)となるのだが、現在は国道40号線のバイパスとして使用されている。稚内まであと50km、遠いな。
恐らく札幌行の「わっかない」号だと思われるバスとすれ違う。
幌富バイパスから豊富バイパスへと繋がる豊富サロベツICの手前辺り、右の奥に見える街は豊富の市街地。
豊富バイパスを降りて、国道40号線に降りた辺り。サロベツ川が氾濫していた。
前日の雨は相当酷かったのだろう。それでも無事に稚内まで着けそうで何よりだ。
車内では稚内市内の停留所の案内が始まっていた。
稚内市街地が見えてきた。
潮見待合所。ここだと宗谷岬方面へのバスの乗り換えが便利だ。
少しわかりづらいが、左からJR宗谷本線の高架が伸び、目の前の道路を越えていく。もうすぐ稚内駅だ。
PM13:25、終点の稚内フェリーターミナルに約5分早く到着。利尻島や礼文島へはここからフェリーの乗るのだが今回の旅ではそこへは向かわず、このまま宿のある札幌へと帰る。約6時間の長旅、しかも一般道を走る時間の方が多い都市間バスの乗車経験はなかったので、貴重な体験となった。以前、東京から津和野へ向かう「いわみエクスプレス」号に乗車した際は浜田から津和野までは下道で結構長く感じたものだが、「わっかない」号は半分以上は下道なんじゃないかという路線だった(ざっくりと計ってみたら、高規格道路も含めた高速道と一般道が同じぐらいだった)。ま、景色もよく疲れないシートだったので乗り心地は大変良かった。
さて、PM16:51発の「スーパー宗谷」号まで時間はたっぷりあるので適当に稚内駅まで歩いてみることにしたのだが、駅で衝撃の事実を知ることとなる・・・。
<つづく>