ヨーロッパ4か国周遊の旅(199)  <最終日:フランクフルト散策② トラムに乗って> | Qの乗りつぶしニッポン

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日本国内のJR、私鉄の乗りつぶしを中心にぷらっと旅に出かけています。ここ数年は鉄路のない自治体へ路線バス等を利用して市区町村の塗りつぶしする機会が増えてきております。

トラムに乗って適当に街を見てみる。

 

改装中の中央駅舎をバックに。

 

トラムは11番線から21番線まで(13番線は欠番)の10路線あり、フランクフルト市交通公社(VGF[Stadtwerke Verkehrsgesellschaft Frankfurt am Main mbH])が運行している。

 

中央駅前から旧市街へと向かうカイザー通り。夜とはまた雰囲気が違う。手前の低層の古い建物と奥の高層の新しい建物の対比が面白い。

 

フランクフルトのトラムなどの都市公共交通機関は『traffiQ』という組織が施設やシステムなどを管理し、運行は『VGF』が行う分離方式となっており、ヘッセン州の法律でも定められている。ヨーロッパではこの分離方式を推奨している。

 

奥にバスが停まっているが、バスはICB[In-der-City-Bus GmbH](VGFの100%子会社)が運行している。フランクフルトはこの青緑(何色?)がメインカラーなのだろう(ベルリンは黄色、ミュンヘンは青だったな)。

 

駅前のトラム乗り場には案内所もある。

 

適当にやってきた車両に乗り込む。低床車両ばかりで乗り込みやすい。

 

乗ったトラムは南駅[Südbahnhof]が終点だった。

 

駅の券売機。こちらは州公共交通機関のRMV[Rhein-Main-Verkehrsverbund]のもの。フランクフルトのあるヘッセン州の北部地域以外とのエリアを担当。区域外ではあるものの近隣のマインツも同じ料金体系として含まれている。

 

こちらはDBの券売機。中身は一緒。

 

南駅から別の路線に乗り換え。ドライアイヒ通り[Dreieichstraße]にあるフランケンシュタイナー広場[Frankensteiner Platz]停留所辺り。

 

マイン川に架かるイグナッツ・ブビス橋[Ignatz-Bubis-Brücke]を渡り、旧市街側へ戻る。イグナッツ・ブビスは1999年に亡くなられたドイツユダヤ人中央評議会[Zentralrat der Juden in Deutschland]の会長で、2000年に現在の橋の名前となった。それ以前はオーバーマイン橋[Obermainbrücke]であった。マイン川の下流に見えるレンガ造りの橋はアルテ橋[Alte Brücke]。川にある小さな中州はマイン島[Maininsel]。

 

ハーナウアー・ラント通り[Hanauer Landstraße]にあるオステント通り[Ostendstraße]駅を過ぎた辺り。すれ違ったのはボンバルディアのフレキシティクラシック[Flexity Classic]のNGT8-Sシリーズ車両。

 

乗っている車両も上記と同じくSシリーズ。14番線のエルンスト・マイ広場[Ernst-May-Platz]行き。エルンスト・マイは1920~30年代にかけてドイツやソ連で都市計画に寄与した人物。

 

下段の赤い文字は左から次の停留所、その次の停留所、更にその次の停留所を示している。わかりやすい。

 

終点の1つ手前のザールブルク通り/ヴィッテルスバッヘル通り[Saalburg-/Wittelsbacherallee]停留所にて下車。

 

他路線に乗り換えが出来そうだったので、降りてみた。バスも走る。

 

昨晩も見た“パントラム”も走る。

 

結構頻度良く走っているので、乗換は楽だった。

 

<つづく>