時間が余ったのかじっくり見ることが出来た。

開梆(かいぱん)。
大雄寶殿(だいおうほうでん)南側に建つ斎堂(さいどう)に吊るされていて、
これを叩いて食事や法事の時を知らせるもの。
斎堂は僧侶が食事をするところ。

開梆が木魚の原型と言われている。
何を銜えているのだろう。

実際に裏面は叩かれた痕がある。
どんな音がするのか聴いてみたかった。
叩いてみたかったが流石にそれは・・・。

犍稚(けんち)。
これも叩いて時を知らせるものだが、
特に説明がないので犍稚かどうかわからない。
(多分そうだと思う)

斎堂の南側にある典座(てんぞ)の軒にぶら下がっていた。
典座は台所。

何か見当がつかなかったので売店の方に伺ったところ、
普茶料理に出される「ゆべし」を作っている、とのこと。
「ゆべし」は刳り貫いた柚子の中にくるみ味噌を詰めて熟成させたもの。
普茶料理とは中国の精進料理で萬福寺の名物である。
てっきり私は宇治の名産であるお茶を使った料理だとその場で勘違いしていた。

瓦に何の花? いや、花ではないのか?

こちらも怖い顔の鬼。

とにかく日本のお寺とは全く違う顔を持つ萬福寺。
このお寺を隅々見るだけでも楽しいと思う。

こういった屋根の形とかも。

駐車場への帰り道、桜が咲いていた。

十月桜(冬桜)かな? 何だろう。

と、こういった感じで都七福神めぐりはこれにて終了。
京都駅に戻ります。