【十日市町~横川駅】

広島にある2つの世界遺産。
前日は宮島の厳島神社に行った。
そしてこの日はもう1つの世界遺産、原爆ドーム(広島平和記念碑)。
こちらは“負の世界遺産”とも言われている。

原爆ドームは広島県物産陳列館として建設されたもので、
その後、広島県立商品陳列所、広島県産業奨励館と改称されていった。
この建物が全壊せずに残っている理由は
爆心地に近い真上で原子爆弾が爆発したために
衝撃波が上からの圧力だけで済んだため等ある。
それから65年以上経っているが、やはり劣化は否めないだろう。

原爆の投下目標とされた相生橋から原爆ドームを眺める。
宮島に行く船がこの辺りからも出ているらしい。

原爆ドームの目の前に旧広島市民球場がある。
残念ながら、跡地の今後の利用方法は決まっていないらしい。
都心の一等地というのが色んな利害を生んで複雑にしているのだろう。

原爆ドーム前電停から7号線に乗って横川駅へ向かいました。
見た目古そうな電車でした。
電停ホームには係員がいて、
乗り口辺りで降り口からだけでは捌けない降車客の運賃精算を行っていた。

乗った900形の911は大阪市電からの移籍車で
製造自体は50年以上も前だが、元気に走っている。

十日市町で進路を右に変え、横川駅へ真っ直ぐ進む。
横川駅は予想以上に近代的な感じだった。
こんなに大きな屋根があれば雨の日の移動も簡単でいいだろう。