【十国登り口~十国峠】
近場で乗りつぶしていない路線の1つ。
やっと乗ることが出来ました。
今回はこの路線に乗るためだけに出かけました。
まあ、貴重な体験でもあったかな。
通称、十国峠ケーブルカーと言われているが、
正式名称は『伊豆箱根鉄道十国鋼索線』。
硬いなぁ。
ここは兵庫県の妙見ケーブルと同じく標準軌。
理由はその妙見ケーブルの廃線(現在は妙見リフトの区間)より
資材を転用して開設したためとのこと。
峠の名称は
十国(伊豆・相模・駿河・遠江・甲斐・安房・武蔵・上総・下総・常陸)が望める
ということ。
しかし、訪れた日は生憎の薄曇で海もぼんやりとしか見えず。

私は車も免許も持っていないので、まずは熱海駅まで移動。
そして、熱海駅から元箱根・箱根関所跡行き路線バスに乗り、十国峠登り口まで。
所要時間は約35分、運賃は¥620。
日中10本ほどしか走っていないので、時間にご注意を。
それと結構な山道を登ります。
車酔いしやすそうな道でした。

十国峠登り口バス停で下車。
登り口駅はドライブインになっていて、
バスは建物の横に止まります。

ドライブインの2階が乗り場でその右側に切符売り場。
ケーブルカーの所要時間は約3分、往復で¥420。
私が訪れた日は閑散期なのか客は殆どいません。
なので、運転間隔も確か15分間隔だったような気が。

ケーブルカー乗り場前には記念写真を撮るカメラ屋さんがいた。
乗る前に撮って、登って降りて来た時に現像が終わって渡せる仕組み。
しかし、今はもうこういうのはデジカメの普及で流行らないのではないかと思う。
今回は閑散期だったこともあり、容易くケーブルカーを撮ることが出来た。
観光シーズンだったら、先のカメラ屋さんの邪魔になっていただろう。

山頂まで真っ直ぐ伸びている。

係員が乗り込んで観光案内しながらの登山。

真ん中で下りとすれ違い。
あちらもそれほど乗っていない。

天気が良ければいい景色なのだろうが・・・。

あっという間に終点。

ライオンズカラーの車両。

中はシンプルな造り。

一緒に乗っていた他の客が「綱が切れたら・・・」と心配していたが、
それを見越していたかのような案内板も。

十国峠駅。
簡単なお土産屋さんもあった。
造りはやっぱり古めかしい。
でも、このレトロ感はなかなか秀逸だと思う。

本来ならば富士山が見えるのだろうが、
残念ながら・・・。




それでもなかなかいい景色でした。
ただ、もうちょっといいアピールをしないと
ここに観光客は来ないでしょうね。
何だか忘れ去られた観光地といった感じがする場所でした。
私は先のドライブインに戻り、バスで箱根関所跡まで行きました。
こちらの所要時間は約25分、運賃は¥730。
山の尾根伝いに箱根まで進むので、晴れていればいい景色を楽しめます。