静寂の海で。
ニュージーランド、ワイヒ。
夜の10時過ぎ。
僕はポールの運転するクルマで誰もいない夜の
海を訪れた。
そしてクルマの後ろにつないでいた小型の
アルミ製のボートを水に浮かべ、
そうしてゆっくりと暗い海の向こうへとボートを進めた。
15分ほど進んだところで、エンジンを切り
そしてイカリを深い海の底へと降ろした。
辺りは海とは思えないほどの静けさで包まれ
まるで大きな湖の上にいるようだ。
見えてくるものは遠くに映る、街の明かりと
目の前にいるポールの顔ぐらい。
さて、準備は整った。
今日の獲物はスナッパー(鯛)。
僕らはいわしのような小さな魚の切り身を針先につけ
それを海へと投げ入れた。
餌が底につき、糸を張った状態で少し待っていると
すぐにツンツンと竿先が反応する。
僕は慌てて、竿を大きく振り、リールを巻く。
・・・逃げられた。
ポールに聞くと、合わせるのが早過ぎるという。
特にスナッパーは賢くて用心深いから
いきなり餌にバクッと喰いつくことはあまりなく
ゆっくり様子をうかがいながら、餌を食べるという。
タイミング的には最初の反応があってから5回。
後は海の中を頭に想像しながら、
魚が餌に完全に喰いついたと思ったら、竿を大きく振って
合わせる。それが大事だという。
僕は小さい頃から釣りが好きで、川や沼や湖、海など
いろんな場所で魚を釣ってきたが、
こういう”待つ釣り”というのは、今回が初めてだった。
それから何度か、魚が僕の餌をつついている感覚はあったが、
どれも合わせるのに失敗して、なかなか針に魚がかからない。
うーん・・・、難しい。
それにしても、本当に静かだ。
真っ暗な上に、音も無いものだから、僕の神経は
竿を持つ右手だけに集中され、
そうして頭の中には、深い夜の海の底が映し出された。
なんて気持ちの良い時間なんだろう。
僕は昔から静かな場所が好きで、自然も大好きだったから、
こうして自然の中で静かにたたずんでいられることだけで
すごく幸せな気分になれる。
目の前のポールもまた、同じようにこの時を楽しんでいるようで、
僕らはたまに二言三言会話を交わす程度で
後の時間は極力静寂を保つように努めた。
それがお互いにとって、ココロの落ち着く距離感であることを
お互いが空気で感じ取っていた。
いやぁ、それにしても気持ちが、
ガツン!!
突然、竿先に大きな反応がある。
1発目のアタックではあったが、僕の頭の中の魚は完全に
僕の餌にかぶりついている。
僕は迷うことなく、大きく竿を振った。
大きな重い感触とともに、糸が走り始める。
乗った!!!
ウィーンウィーン!!とリールが音を立てて鳴り
竿は大きくしなる。
”なかなかの大物だ”
静けさを保っていた僕の脳みそからは、エンドルフィン(脳内麻薬)が
一気に大放出され、鼓動がバクバクいい始めた。
これがあるから釣りはやめられない。
そうして5分ほど魚と格闘した結果、釣れた魚がコレッ!!
暗っ!!
コレッ!!!
もう1匹はポールが釣った魚。鯛ですよー。
僕らは1匹ずつのスナッパーを釣り上げ、そうして帰路につきました。
はぁ、満足満足。
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今日のおまけ。
ワイヒのおうち。クリスマスバージョン。
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