遅ればせながら

この長編アニメ映画を

観てきました。


💕令和5年2月から
保護鳥、4羽を迎えました。💕
オカメ1羽
セキセイズ3羽

みーーーんな男の子です。



初代セキセイインコのふじが
天国で繋いでくれたご縁があり、


保護動物のお世話を
ちょこっとしています。

鳥が大好きなあみんのブログ
鳥のことなら何でも書いています。


My hope bird Fuji lives forever.



さて「君たちはどう生きるか」における

鳥の描き方は

愛鳥家としては、

ひとこと書いておきたいところ。



まず青鷺について…

実際、鷺という鳥は

佇まいが周囲に溶け込んで

静かに立っている事が多いから、

それに気づいた時にちょっと驚くことが

よくあります。



それは肉食の鳥によくあることで

気配を消して、獲物を待っているからだと

思うのだけど、

それほど、隙のない佇まいで

姿もシャープなのが

青鷺さんです。



この映画でも、冒頭から

そんなイメージに相応しい

写実的なタッチで描かれていました。



しかし、パラレルワールドに行ってからは

中からあの太ったハゲ親父が出て来て、

違和感満載でした!


全く!



二つの世界を橋渡しする

トリックスターとして

青鷺を設定したことはうなづけるのだけど、

中の人を

もう少しスマートでニヒルなイケメンに

して欲しかったです。



そう、例えば…

今は亡き

田村正和さんの様な…




それに何と言っても

セキセイインコたちの描き方です。



あちらの世界では

脳足りんで残酷な、全体主義者。

良いとこなしの可愛くない存在!


それに何で肉食なの?



全くひどい、ひどすぎます。



実際のセキセイインコは、

オーストラリアに

たくさん自生している鳥ですが


日本で言うと雀みたいに

群生して賑やかに囀っていて

小さくても健気に生きている鳥たちなんです。

小さな草の実を食べています。

肉食なんかではありません。




セキセイラブの私には

全く納得できない扱いでした。




そしてペリカンです。



自ら地獄に生きていると言っていた

ペリカンですが、

生まれる前の人間の生命を喰らう

何とも言えない気味の悪い存在。

しかも火で焼かれて成敗されるという…


全く悲惨過ぎます。




実際のところ鳥類は

卵や子どもを翼の下で温めて

育て上げるような


人間より体温が高い、

温かな存在なんです。




この映画の中では

セキセイにしてもペリカンにしても

どちらかと言うと

冷血な爬虫類のような描き方。



そうです。

それなら鳥類ではなく、

爬虫類でキャラを作れば

良かったのでは?


と思ったりしました。




しかしまぁ

思うところは他にもありまして、


進化論的に考えると、

爬虫類は鳥類が進化する前の生き物なんで

複雑なパラレルワールドを支えるのには

少し弱いのではないかとも思え…



爬虫類から派生した

鳥類と哺乳類は、

それぞれ独自の道を辿って

今に至っているわけで


つまり人間とインコは

それぞれ進化の最先端にいるわけで…

(私見です)



だからあの様な、

妄想世界を司る存在として

鳥たちが相応しいという

そういう感覚も

わからなくもないのでした。




しかし、それならば

もう少し鳥たちの研究をしてから

愛のある描き方をして欲しかったです。


そうすればもっと豊かで深い作品に

仕上がったのではないかと

思うのでした。






以上です。

恐れ多くも宮崎駿作品になんてことを…

と思いつつ、

久しぶりの投稿に至った

私の気持ちをお察し下さい。