前の記事の補足です。
アメブロのクロザリル(薬の商品名)のハッシュタグではほとんどヒットしないと書きましたが、
クロザピン(一般名)では、かなり詳しい記事が出てきました。
精神科のお医者さんのブログもありました。中にはこの薬の使用に否定的な意見の先生もおられました。
さて前回の続きですが、
息子は投与前の血液検査で、
白血球の数がもともとあまり多い方ではないことが判明したので、
いい数値が出るまで日を置いて3回も検査をしなければいけなくなりました。
クロザリルの服用中に白血球の数が少しでも基準を下回ると服用ができなくなるのですが、
その基準がかなり厳しく設定されていて、特に健康な範囲内であっても低めの人は引っかかったりするのです。
息子はそのタイプだったようで、
白血球の数を増やす作用のあるリーマス(リチウム)を併用することになりました。
やっと服用が開始されたのは、書類にサインしてから半月は経っていたと思います。
息子がその時飲んでいたのは、
ロドピン、リスパダール、セロクエルでしたが、まずはそこにクロザリルを少量から
上乗せしていくやり方でした。
時を同じくして、近所で同じ病と闘っている7年目の方も、遅発性の副作用が出始め、ひどくなる一方だったので、
クロザリルを試してみることになりました。
その方の通っている精神科病院の第一号として服用を始めることになったのです。
それまで飲んでいた薬を一旦、全てやめてからしか、クロザリルは服用できないとの説明だったようで、
入院してまずは薬を徐々に減らしていっているところだと、お聞きしました。
その方もかなりの量を飲んでいた方だったので、一時的とはいえお薬を全てやめることは、かなり苦しいことだったと想像します。
症状やお薬の種類にもよるのでしょうか?素人が判断できることではないけれど、なんで病院によって、こうもやり方が違ってくるのかと、疑問に感じてしまいました。
息子は上乗せから始まったので、その時は4剤、そしてとても怖くてCP換算できないくらいの大量服用になっていました。
そして徐々にクロザリルを増量していくのと平行して、セロクエルから減薬していきゼロにしました。
次はリスパダールを、最後は一番よく効いていたロドピンをなくしていき、
4ヶ月以上かけて、クロザリル1剤450mgにすることができたのです。
幻聴や妄想は全くなくなり、
残っていた耳鳴りも徐々になくなりました。
入院当初にあった関係妄想も、解けていき今では笑い話になっています。