昨日、面会に行って色々しゃべっていると、途中から息子は泣き出しました。
統合失調症いやや
クロザリルに賛成じゃなかった
薬増やしたんは先生やのに、減らな退院できへんとかおかしいやんか
病気やめたい
言ってることを信じてもらえなくなる
勉強ができない
頑張られへんなんて最低やん
友達も選ぶようにする
引きこもりたくなる
最近、鬱っぽい
部屋の隅に座り込んでそのようなことを言いながら泣きました。
ちょうど夕方の薬の時間になり夜勤の男性の看護師さんが部屋に来られて話を聞いてくださいました。
俺は信じてるよ
病気の症状が出てる時は大変やったけど今はおさまってる
この調子で治していくのが今の◯◯君の仕事や
色々励ましてくださり一旦落ち着きましたが、看護師さんが出て行かれるとまた、始まりました。
お母さん一人にしてくれへん?
一人で泣きたいから
いつも帰る時は
お母さん今日もありがとう
というのに
お母さんごめんな
と言いました。
クロザリルのおかげで幻聴も耳鳴りもなくなったけれど、
病気と共に生きていく現実に直面したら誰だって泣きたくなるでしょう。
今月の統合失調症の心理教育を受けて、病識ができてきたのだと思います。
当たり前のごくごく健全な心情です。
泣きたくなったり悲観したりできるようになったのは、息子が良くなっている証拠だと感じました。
これが本来の息子の姿です。
これから、いくつもの波を越えねばならないことでしょう。
家族にとっても本人の意思に寄り添って守ってやりながら、試行錯誤を繰り返すことになるでしょう。
やがて自立できるようになる日まで。