前回の記事で書いたリーフレットを読んでから、息子はすぐに幻聴対策を実践したようです。

次の日に行くと、耳に手を当てることもやめて、応じないようにしていました。
私といる時は
「今誰々がこんなこと言ってきたわー」
などと教えてくれたりしましたが。

中井久夫先生の本では「幻聴が消えても大丈夫ですか?」というようなやり取りを患者さんとされていて、幻聴や妄想にも意味があって自然と無くなるのが良いようなことが書いてあったので、果たしてこれでいいのかなぁと、息子の様子を見て少し不安になったりもしました。

「お母さんもう帰っていいよ。妄想に今から浸るからね」
と言ったり…

そしてリーフレットを置いて帰ってから、4日経ちました。
今日はベッドで寝転びがちという看護師の報告を受けて私が部屋に入ると、息子は眠ってはいないけれどボーッとした感じの顔でベッドに寝転がっていました。
薬の量に変化はないのに鎮静に変わるのは初めてのことです。

聞いてみると幻聴の声は聞こえなくなったそうです。金属音は聞こえているけれど。

元気のない目をしていました。
あくびもよくしていました。

娘によると、
今日のような雨やみぞれがずっと降っているような日は低気圧のせいで低めになるんじゃないの?
…とのことですが、昨日の夕方も主人が行くと、元気がなかったらしい。
自分から全然しゃべりませんし、反応が鈍い。

やっと急性期を抜けることができ、消耗期に入ったのかなあ…

サプリによって薬の効きが良くなってきたのかなぁ…

陰性症状がでているのかなぁ…



私にはわからないことだらけで、やはり不安になってしまいます。

毎日シャワーを浴びていたのに今日は浴びていない様子。

あまりにも口数が少なく表情も平板なので、心配して話しかけると、ちょっとしたキッカケから、高校生の時の修学旅行の話を、笑顔でしてくれましたので、少しホッとしました。

どうぞ良い兆候でありますように。