🌱 食道がんステージ2・3の場合…。

 

🐶 近年、「根治的化学放射線療法」と「術前化学療法+根治的手術」とではその成績は同等であるとの報告が国内外を問わず相次いでいます。

私も1年ほど前からそのことは知っており、食道外科の主治医に聞いてみたことがあります。

「はい○○さんの言う通りで、成績はほぼ同等との報告が…。」との返事でした。

→では私の選択(術前化学療法+根治的手術)は間違っていたのでしょうか⁉️

 

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ところで話はそれますが…。

☺️(多施設共同)比較検討試験を含めた医学論文を読むときの注意点。

①バイアスがかかっていないか❓

→患者背景に偏りは?試験途中で離脱するケースは?→試験への同意が得られない、離脱の原因が原疾患ではない、患者のコンプライアンスが悪い、担当医の多忙や怠慢が原因、などいろいろ考えられます(国籍や地域差もあり?)

②データ操作がなされていないか❓

→残念ながらよくあることです。「このデータは何かの間違いだから除外しておこう」、「この検査結果はばらつきが大きいから除外した方が…。」など。時には悪意を持って…。

 

🤣 いわゆる「システマティック・レビュー」と呼ばれる医学論文。質の高い複数の論文だけを集めて分析し結果を導き出します。しかしその論文の収集時に既に大きなバイアスがかかっている可能性があります。

 

😷 例えば…。

あの世界的に有名な「コクラン・レビュー」

→2023年1月に「マスクの効果については不確実である」との結論を導き出し、世界中で大炎上🔥😰

→研究者らは「試験における偏りのリスクが高く、結果の測定値にばらつきがあり、研究時の介入群でのアドヒアランスが比較的低いため、確固たる結論を導き出すことはできなかった。そのため、マスクの効果については不確実性が残っている…。」と慌てて火消しに💦🚒😭

😎医学論文、肯定的なものもあれば否定的なものも…。

一つの論文だけで結論付けるなは危険です。

 

🐼 ついでにもう一つ

各学会のガイドライン📕

「推奨度・グレード◯◯」ってやつ。

あれ、裁判のようなもので多数決で決まります。或いは長老の鶴の一声?→実例知ってます。C型…😷

なので、あのトランプ♠️裁判のように支離滅裂な判決が出ることも(たしか裁判官の何人かはトランプ氏が大統領時代に任命した方々で終身制 ^_−☆)

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🍀 話を戻して…。

食道がんの手術、難易度はかなり高く、高度なスキルが要求されます。一般に症例数とスキルは比例します。従って症例数が多い施設(high-volume center)では成績は良い傾向にあります。

例えば希少がんであるサルコーマ。10万人に数人程度。high-volume centerでの治療が望ましいと言われています。理由は正確な診断(特に病理検査)、豊富な治療経験→他の施設に比べて良好な成績が得られることが分かっているからです。

 

😃と言うことは…。

>「化学放射線療法」と「術前化学療法+根治的手術」とではその成績は同等である

→ もしも、high-volume centerに限るとその風向きは変わる⁉️🎉

(がん情報サイト「オンコロ」さんから👍もらいました^_−☆)

 

👶🏻 因みに在胎22~25週で出生した早産児。

Intact Survival(後遺症無き生存)率、日本は優秀な成績を誇っています。(食道がんの手術と似ていますね)

しかしそれはhigh-volume centerに限った話なのです。

(当然のことながら施設間の成績は公表されていません。また今後公表されることもないでしょうね🤣)

 

💓 おしまい

 

【7/31追記】

因みにJCOGがデータ操作しているとは一言も発言していません ^_−☆

あくまでも一般論です(事実です)👍

また前のブログで触れたように海外と日本ではがん種が異なり、ステージ分類も違います。

私が言いたかったのは信頼出来る施設(出来れば症例数が多いところ)、信頼出来る医者に診てもらって下さいねってことです😊

特に難易度の高い手術(肝胆膵なども)、希少疾患、新生児医療…🍀

あっ、私の主治医は頼れる先生です😘

DDLPSの整形外科医もね ^_−☆


🌱 日本では欧米のように外科、内科、放射線科の連携が上手く取れていません。それは食道がんに限らず、前立腺など他の疾患に関しても言えることです(外科は切りたがる、放射線科はあてたがる)残念です🤣

また、そのためか治療前にQOLの説明も乏しい。…結局は自分で調べるしか?

近いうちに3番目のがん、前立腺がんが診断されるであろう。悪性度にもよるが私はロボット手術は選択しないと決めている。小線源療法(T医療センター)かSBRT(O中央総合病院)、あるいはIMRT(今の病院)のいずれかを考えている。またサルコーマの治療、選択肢は少なく完治はない。常に再発、転移の可能性が…。

また手術による慢性腎臓病の管理も。

しかし病気のことばかり考えていては人生楽しくないし、別の病気になるかもしれません。

ブロ友の皆さんのおかげで、今は心だけは元気でいられます💓


※因みに日本肝胆膵外科学会は専門医在籍の有無と年間症例数によって高度技能医修練認定施設をAとB、そして非認定施設分けています。


🥰岡山からお中元が^_−☆

 

 🌱 以下、リンクです^_−☆

 

☆テージⅡ,Ⅲの食道癌に対して根治的化学放射線療法を行っても、その治療成績が手術単独と同等になることを示しました(&サルベージ手術)

食道班 根治的化学放射線療法とサルベージ手術|東北大学 先進外科学分野、腫瘍外科学分野 (tohoku.ac.jp)

 

食道癌 | 東京大学医学部附属病院 放射線科 放射線治療部門 (u-tokyo-rad.jp)

 

☆T3N0-1M0→Ⅱ期、ⅢA期

JASTRO 日本放射線腫瘍学会(医療関係者向け)