「杉がおさまったら、今度はヒノキ!?」
「暖かくなるのはウレシイけど、その前に”アレ”があるから、イヤだな~」
とか「”アレ”さえなければ、一番好きな季節なんだけどな~」
・・・ピンときました?
”アレ”とは、もちろんスギ花粉などによる”アレルギー性鼻炎”であります!簡単に言えば”花粉症”です。
現代社会においては、生活環境、食生活等の変化によりアレルギー疾患患者が急増しています!
特に花粉症、アレルギー性鼻炎、気管支喘息、アトピー性膚炎の患者は、全人口の約30%強を占めるんです!
これらは「I(アルファベットのI)型アレルギー」と呼ばれ、他にもハウスダスト、ダニなどもアレルギーの原因であるこ とを考慮すると、その患者人口は計りしれません。
花粉症の仕組みは。。。
花粉(抗原)を吸い込む。
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からだの中に、これらの抗原に対する反応物質である、抗体ができる。
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抗体は鼻などの粘膜の表面にある、肥満細胞にくっつく。
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そこへ再び抗原(花粉)が入ると、抗原抗体反応が起こり、化学伝達物質として、 ヒスタミンなどの刺激物が肥満細胞から飛び出す。
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そのヒスタミンなどが神経や血管に作用し、鼻水やくしゃみ、 目のかゆみなどの花粉症の症状となる。
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一度このようになると、毎年一定の時期に同じ症状が繰り返される。。。
だから、「花粉症? 関係ないね!」と言われる方も、いつ抗体ができて、「花粉症」になるかわかりませんよ!
西洋医学的に花粉症を説明すると、以上のようになるのですが、東洋医学的にはちょっと違う見方があります。
東洋医学の陰性体質がこれに関わってくるんです!
陰性体質の特徴は”冷、水、痛”で表されます。
西洋食中心の生活は体を冷やしたことにより、水分が体から排出されず貯まってしまです。これを”水毒”と言います。
現代病であるアレルギー(アトピー、喘息、鼻炎など)は滞った水を体外に排出させようとする体のはたらきであるというのが、漢方的考えです。
ですから、違った見方(東洋的)をすると 。。。
食事や思考の仕方、その他の生活習慣から、陰性体質になる。
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水毒として、水分が身体のあらゆるところに水分が滞るようになる
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尿や汗に出し切ることができない水分を、排泄させるように向かう
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スギ花粉をきっかけにして、涙や鼻水で体外に水毒を押し出す
ですから、最初は杉花粉だけに反応していた鼻炎が、ヒノキやその他の花粉、最後にはハウスダストにまで反応するようになってくるんです。
これは、あくまでも私の仮説ですが、杉花粉だけでは出し切ることができないくらい、陰性体質が進み、その他のきっかけを探すようにして、どんどん抗体を探している!?そのようの思いませんか?
【花粉症 参考記事】